鹿児島旅行②
鹿児島2日目は指宿温泉で1泊後、レンタカーを借りて薩摩半島を巡りました。
まずは知覧の特攻記念館へ行きました。非常に重い内容の展示でしたが、当時の社会情勢や教育の下では、全てが狂ってしまっていたのでしょう。なお、知覧が基地として選ばれた理由の1つは、鉄道が通っていたこと(薩南中央鉄道→後の鹿児島交通知覧線)だったと初めて知りました。記念館見学後に知覧駅跡を見に行きましたが、単なるバスターミナルになっていて、残念ながら遺構は何も残っていませんでした。
知覧の後は池田湖、そして開聞岳周辺をドライブして指宿駅に戻り、JR指宿枕崎線に乗って夕刻には鹿児島市内に到着しました。
鹿児島での宿泊ホテルは、鹿児島市電の高見馬場電停近くだったので、市電に乗って2日目を締めくくりました。
最後の3日目は、朝から鹿児島市電で鉄分補給です。
まずは鹿児島市内から最も離れた谷山電停に向かい、折り返してJR指宿枕崎線の南鹿児島駅前電停で下車しました。朝のラッシュアワーの市電は、3分間隔程度で次から次へとやって来ますが、市内から谷山方面も混雑しており、正に市民の足としてしっかりと定着しています。
谷山線は途中の涙橋電停から専用軌道区間となるので、涙橋~南鹿児島駅前間で撮影開始です。ちょっと残念だったのは、年間1千万人以上が利用する優良市電ゆえ、車両は新車や車体更新されたものばかりで物足りなかったのですが・・・
最古参の501号が突然やって来ました。この日は運良く、乗務員の研修車として運行していたようです。
折角の機会なので、涙橋付近に移動してその走りを撮影し、続行の市電で追いかけて郡元電停でも捉える事が出来ました。この後は車庫に戻ったようなので、撮影出来て本当にラッキーでした。
その後は、運転本数が一番多い高見馬場電停付近で色とりどりの市電を撮影し、鹿児島駅前電停に移動して市電全線乗車を果たしました。
鹿児島駅前電停付近では桜島が臨めましたが、意外にも市電唯一のスポットだそうです。市電三昧の後は、最後の訪問先である桜島に行くフェリー乗場に向かいました。
フェリー乗船後は、名物の薩摩うどんで腹ごしらえです。この日の天候は快晴で、噴煙を棚引かせる桜島は本当に美しかったです。
桜島では、ビジターセンターや国際火山砂防センターに立ち寄り、火山活動の歴史や防災対策、そして火山との共存について学び、その迫力のある姿を随所から堪能しました。正に地球は生きているのですね。
桜島で夕刻まで過ごした後は、フェリー&市電で鹿児島市内に戻って空港シャトルバスに乗車し、鹿児島空港から最終便で帰路に着きました。
鹿児島での3日間、かなり嗜好の偏った行程ではありましたが、天候にも恵まれてとても有意義な旅行となりました。