富士モータースポーツミュージアム
昨日は、富士スピードウェイに隣接する富士モータースポーツミュージアムに模型仲間と行ってきました。



ミュージアムは、サーキットのリニューアルに合わせてトヨタが建設したホテルと一体になった建物で、展示スペースはとてもゆったりとしています。展示内容については定期的に変更され、様々な企画展も随時開催されており、今回は「GOLDEN AGE OF RALLY」という企画で往年のラリーカーが展示されるということで、ラリーカーモデラーの仲間を誘って訪問しました。


本企画の目玉は、イタリアのマカルーゾ財団が所有する’本物’のラリーカーの展示で、私の大好物であるグループ4時代を中心としたBMCミニ・クーパー、フィアットX1/9アバルト、ランチア・ストラトス、フィアット131アバルト、ルノー5ターボ、そしてアウディ・クアトロの計6台が並んでいました。因みに本国イタリアでの同企画では、19台が展示されたそうです。
あわせて四国自動車博物館のランチア・デルタS4や、トヨタ・セリカTA64などの国産ラリーカーも展示されており、正に歴代の名車が勢揃いした大興奮の企画です。



展示車の中で一番楽しみだったのは、フィアットX1/9アバルトです。軽量ミッドシップのスポーツカーであるX1/9をベースに、フィアットがアバルトに託して製作されたラリーカーですが、フィアットの方針変更によりプロトタイプのみでプロジェクトが中止となってしまった悲運のマシーンで、レプリカではなく’本物’を見る機会は滅多にない稀少なモデルです。因みに二玄社の「アバルト・ガイド」によるとプロトタイプは4台が製作されたのみだそうです。



折角の機会なので’モデラー目線’でディテールを観察しましたが、細部の作りがとにかく粗いのにはちょっと驚きました。オーバーフェンダーやエア・インテーク等の後付けパーツやタルガ・トップのルーフは全てビス止めであり、その納まりもかなり大雑把で歪みも多く、いかにもプロトタイプ然としていて痺れました。



因みに同車について、1/43では当然キットが出ていました。画像のプラサフを吹いてあるのがロッソ&フライ製、レジン地はバルニーニ製です。ロッソ&フライのキットは、25年位前に作ったモデルをレストアするつもりで塗装を剥離した状態ですが、どちらも今般の実車資料を参考に’緩く(?)’作ってみたいと思います。


このアウディ・クアトロは、1982年までグループ4仕様でWRCに参戦していたマシーンを翌1983年にグループB仕様のA2に改造し、ドイツ国内ラリーに出場させたモデルだそうです。



迫力の6連フォグ廻りのディテールもよく見るとボンネットやグリル、フェンダーとの隙間がガタガタです・・・ボディ・サイドのブリスターフェンダーもバンパーやドア・パネルとの接合部には隙間があり、取って付けた感満載です。リア・タイヤ前の窪みも開口されておらず、リア・バンパーへのマッドフラップやリアハッチのフック取付け部も手作業感で溢れています。
模型的には綺麗に仕上げるのに悩む箇所ですが、実車がこの位緩いと安心しますね。A2クアトロ、1/24で作ってみたくなってしまいました。

その他、美しくレストアされた1981年モンテカルロ・ラリー優勝車のルノー5ターボや1978年のワークス・フィアット131アバルトが展示されていましたが、今回の展示ではフィアットX1/9アバルトとA2クアトロの1/1模型的なディテールにすっかり刺さってしまいました。
館内にはこれらのラリー車の他にも、歴史的なレーシングカーが多数展示されていましたが、このミュージアムの特徴として1台の展示スペースがとてもゆったりとしていることから、各車を多面からじっくりと観察することが可能で、正に至福の時間を過ごす事が出来ました。
富士モータースポーツミュージアム、また機会がありましたら訪問したいと思います。









































































































































































































