三岐鉄道北勢線&三岐線詣
翌日4/7(月)は、宿泊した桑名駅前のホテルを5時30分に出発し、三岐鉄道北勢線を撮影するために西桑名駅5時48分発の始発電車に乗車しました。
北勢線は元々、北勢鉄道として開業した軽便鉄道で、戦時中の企業統合で三重交通北勢線となり、その後三重電気鉄道を経て近鉄に合併されて近鉄北勢線として長年運営されていました。近鉄となってからも軽便時代のナローゲージ(軌間762mm)のまま残り、全国でも貴重な軽便電車として人気がありましたが、旅客の減少や近鉄の経営計画により、2002年(平成14年)3月に翌年度末の廃止届が提出されました。
これを受けた地元自治体は、第三セクターによる運営や路線短縮化、全線バス化などを検討しましたが、結局鉄道全線を残す方針が決定し、運営については第三セクターではなく鉄道事業者である近隣の三岐鉄道に託すこととなりました。
そして2003年(平成15年)4月1日より三岐鉄道北勢線となり、現在に至っています。三岐鉄道となってからは、地元自治体の負担により駅の統廃合や施設の増強・リニューアルが順次行われ、車両についても一部が冷房化されるなど近鉄時代よりも近代化が進みました。
このように大きな変化を遂げた北勢線、今回は1999年11月以来25年振りの訪問で、近鉄北勢線当時とは駅の統廃合により駅数や駅名がかなり変わっており、沿線の撮影スポットを探しながらの乗車中もかなり戸惑いましたが、まずは新設駅の穴太~東員間の開けた区間で朝ラッシュの電車を待ちました。



この日は月曜日の朝ということで、次から次へとやって来る電車は、通勤通学客で結構混雑していました。近鉄カラーのマルーンから黄色い三岐カラーに塗り替えられた電車は、とても明るくて活気が感じられます。元三重交通の復刻カラーに塗られた連接車ク202形も元気に活躍していました。


その後は、三重交通カラーの電車を定番撮影地「メガネ橋」のある楚原~麻生田間で撮影すべく、移動しました。藤原岳も臨めるこの区間は、北勢線のベストポイントです。

そして、桜並木を入れられる東員~大泉間に移動し、北勢線の撮影を終えました。この日は天候が良く、早春の麗らかな下を行く小さな電車達を存分に撮影しました。
その後は楚原駅まで電車で戻り、徒歩で三岐線の三里~丹生川間に向かいました。因みに北勢線と三岐線は、員弁川を挟んでほぼ平行に走っており、北勢線の楚原駅から三岐線までは3km程度の距離です。40分程歩いて前日にも撮影した三里~丹生川間の陸橋周辺に到着し、三岐線の貨物列車や電車の撮影を行いました。



前日とは違った晴天の下、約1時間おきにやって来る貴重な貨物列車を撮影します。それにしても16両編成の貨物列車は長く、列車の後ろが切れないよう細心の注意が必要です。


余命僅かな元西武鉄道の電車群もカメラに収めます。この日は藤原岳がスッキリと姿を現し、三岐鉄道らしい写真が撮れました。
25年振りに訪問した三岐鉄道三岐線&北勢線、天候にも恵まれてとても楽しい撮影行となりました。また、思いの外元気な軽便電車の姿を見る事が出来て良かったです。風光明媚な沿線風景も魅力的なので、季節を変えてまた訪れたいと思います。
昨今、地方ローカル鉄道の経営状況はとても厳しく、三岐鉄道も同様と思われますが、地域の足として末永く走り続ける事を祈ります。
ただ、気掛かりなのは、北勢線の車両群の将来ですね。更新をされているとはいえ、近鉄時代に新製した車両でも車歴50年近くになっており、ナローゲージのため他社車両による置き換えは不可能なので、近い将来には車両の代替が大きな課題となるでしょう・・・



























