ホビーフォーラム2024&1/43 Lancia Strartos 1977 Safari No.4 ②完成
気が付けばもう11月・・・先月の更新以降、1ヶ月以上が経ってしまいましたが、10月中旬は所用で高知に行ったり、11月初旬は’旧車で行く43ゴルフ’を楽しんだりとバタバタ過ごしていました。
高知では馬路村にある魚梁瀬森林鉄道の動態保存車両に会ってきました。60年以上前にダム建設のため廃止された魚梁瀬森林鉄道ですが、地元の活性化を目的に車両の復元・動態保存や廃線跡の保存に取り組んでいます。この日は乗車・運転体験をしたり、特別に全車両を車庫から出して並べるなど、スペシャルな見学会となりました。
折角高知まで来たので、土佐電鉄(とさでん交通)も覗いてきました。土佐電鉄には1年半ほど前に全線乗っているのですが、その時に気になった伊野線の鴨部~朝倉付近の併用軌道区間で撮影を行いました。
この区間は所謂旧道に敷設されており、道路幅員は8m程度しかありません。そのため、軌道内は車の通行が可能で、電車が来ると車が避けたり、一時停止して電車の通過を待つ光景が見られます。また、電停も全て路面に書かれた安全地帯(車内放送では’ノーガード電停’と告知していました。)のみという、正に昭和の路面電車の風情が色濃く残っている区間でした。画像のように交換駅に電車が止まると道路はほぼ塞がっています。
また、走っている電車は私よりも年上!の還暦を過ぎたものがほとんどで、この日もオリジナルの600形や山陽電気軌道から譲り受けた700形・800形が次々とやって来ました。こういった光景もいつまで見られるか判らないので、今回はじっくりと撮影して記録&記憶に残しました。
土佐電鉄を撮影後、伊野から列車で土讃線~予土線~予讃線経由で松山を目指しました。途中、予土線では「しまんトロッコ号」で四万十川の絶景を楽しみましたが、この路線は全線を直通する列車が1日わずか4往復しか無く、JR四国の厳しい現状を体感しました。
このように’鉄分’の非常に濃い高知訪問となりました。
11月3日文化の日は恒例の’43ゴルフ’。絶好の天気の下、アルフェッタで足利までドライブしました。
スコアは相変わらずでしたが、天気もコースも素晴らしく、気持ちの良い1日を過ごしました。
そして先週の10日は、待ちに待った’ホビーフォーラム’でした。もっともこんな調子で直前まで過ごしていたので、当然ながら模型製作は捗らず、今回は旧作を中心としたストラトスの’3種盛’を6ケース持ち込みました。
会場ではモデラー仲間との会話に夢中で画像を撮り忘れてしまったので、クラブのメンバーの画像を拝借しています・・・今年のクラブのテーマは「ランチア」。残念ながら私はストラトスのみでしたが、他のメンバーの各種デルタや037、S4等が多数並びました。
中でも一番注目を集めていたのは、KENさんの’超スーパーデルタ’です。ボディや内装を含めてほぼ全ての3Dデータを作成し、出力したパーツの精度には驚愕の一言しかありません。特にエンジン廻りの補記類や配管の再現度は凄まじく、その執念と技量には驚くばかりでした。
かつて私も16Vの実車を所有していましたが、こんな構造だから壊れるんだとか、これでは冷却が厳しい訳だなど、正に目から鱗の話を聞けてとても勉強になりました。
最後に出展を目指して製作していたモデルの内、なんとか完成させた1977年サファリ・ラリー仕様のストラトスについてアップします。
かなり以前にクリア掛けまで終えたものの、その後の作業が滞っていたのですが、このモデルだけは完成させようと思い、なんとか手を動かしました。
ベースであるレーシング43のビッグ・モデルは、ディテールのエッチング・パーツが充実しているので、基本的にそのまま組んでいます。
キャッチ・ピンやアニマル・バーの取付け部も繊細で実感的に仕上りました。
キット以外のパーツは、フロント顎下のマット・ガードをハセガワのプラモデルから流用し、アンテナはさかつうのDタイプを使用しています。なお、このキットの欠点であるライトについては、ハウジングにミラーフィニッシュを貼り込み、プラレンズに置き換えてあります。
ドア廻りの細かなパーツも全てキットの部品をそのまま付けていますが、私的にはこれで充分だと思います。
なんとか完成させたモデルは、以前作った1/43のサファリ・ラリー仕様と一緒に’3種盛’にして展示に臨みました。
会場では’アリタリア・カラー’に惹かれて足を止める方がおりましたが、皆さんハセガワのキットだと思ったそうです。’レーシング43のビッグ・モデルだ’と伝えると驚かれましたが、確かにキットの箱を開けてあのメタルの塊を見たら躊躇しますよね・・・
このキットが発売された頃は、まだハセガワのキットがリリースされておらず、私もやむを得ず1台作ってみたのがきっかけですが、手を動かしてみると意外にパーツの精度は良く、エッチングのディテールも見栄えがする上、プロポーションも悪くないのですっかり気に入って作り続けている次第です。カラーバリエーションも当初から豊富でしたので。
そんな訳でビッグ・モデルのストラトス、これで9台目の完成となりましたが、まだストックが3台ほどあるので、折を見て作りたいと思います。
ホビーフォーラムが終わって、いよいよ今年も終わりが近づいてきましたが、来年のホビーフォーラムに向けたクラブのテーマは、メンバーの嗜好を鑑み「MRもしくはRRのラリー車」に決まりました。
模型製作のモチベーションも少し上がってきましたので、無理せず計画的に進めていきたいと思います・・・って毎年この時期にはそう思うのですが・・・来年こそは頑張ります。
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デルタの3Dデータ作って出力は凄いなぁ!と関心しましたし
悪い意味では無く「良くやるよなぁ!」の思いです
横浜のホビーフォーラムが終わると、もう今年も終わりなんだなと自分も思います(笑)
投稿: こいで | 2024年11月14日 (木) 07時36分
こいでさん〉
コメントありがとうございます。
ホビーフォーラム、お疲れ様でした。このイベントが終わると本当にそう思いますね。
そして必ず来年こそは…と誓うのですが。
デルタ、正に驚愕の一言ですね。来年はS4が見れるかもです。
投稿: hamada | 2024年11月14日 (木) 08時36分