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2024年11月

2024年11月27日 (水)

Alfetta GT 50 Years Anniversary

24日の日曜日は、大磯ロングビーチで行われた’Alfa Romeo Giulietta 70 Years Anniversary&Alfetta GT 50 Years Anniversary'に参加してきました。
AlfettagiuriettaGiulietta-spider_20241127190301Alfetta1_20241127190301Alfa-75
このイベントは、湘南ヒストリックカークラブ’SHCC'のミーティングに合わせて企画され、幹事のO様からお声がけ頂き参加しました。
会場には早朝から沢山のジュリエッタ・スプリントやスパイダー、そしてアルフェッタGTやアルファ75が集まりました。
Alfetta2Alfetta3
個人的に一番好きな斜め後ろからの眺めです・・・参加台数はアルフェッタGTが3台、GTVが2台、GTV6が1台、アルファ75が3台とちょっと少なめでしたが、その分オーナーの方々とじっくり話すことが出来ました。
赤いGTは、30年以上乗られているその道では有名な方のクルマです。バンパーレスで室内はロール・ケージが組まれており、エンジンやデフにも徹底的に手が入っているそうです。
シルバーのモデルはGTVで、Cピラーに’GTV’のロゴが入り、バンパーにはオーバーライダーが付くなど細部がGTと異なっています。
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左のシルバーのモデルは私と同じ初期型のGT、右のシルバーのモデルはGTVです。バンパーとグリルが違いますね。
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この赤のモデルはGTVの最終モデルです。バンパーやディテールが樹脂製に変更されており、隣のGTV6と共通点が多いです。因みにGTV6は遠路関西から来られていました。
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お約束のエンジン・ルームお披露目です。赤いGTのエンジンには特注チタン製タコ足が・・・熱対策でバッテリーはリアに移設したそうです。
シルバーのGTVのエンジンは、オーバーホールしたばかりだそうでピカピカです。エンジンルームは綺麗な方が断然整備しやすそうですね。
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最終型のGTVは、エアクリーナーや補記類の配置がGTと違い、排気側からのホットエアの導管も追加されています。アルフェッタの4気筒エンジンはエンジン・オイル量が多く、結構オーバークールでオーバーヒートの心配は少ないそうです。油断は禁物ですが・・・
なお、このクルマは伊藤忠ではなく、日英自動車が正規輸入した稀少なモデルだそうです。因みにオーナーは私と同じ千葉県内の方で、アルフェッタを4台乗り継いでおり、この他にスッド・スプリントも所有されているそうです。近隣の整備工場など、貴重な情報を頂きました。
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GTV6の名機6気筒エンジンです。エンジン本体は思いの外大きくて補記類がエンジン上に乗っているため、ボンネットはデルタ16Vのように盛り上がっています。このエンジン・ルームはメンテナンスがちょっと大変そうですね・・・
シルバーのGTのボンネットに乗っているのは、オーナーの若手デザイナーの方が作ったペーパークラフトです。欲しい!!!
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アルファ75も只者ではありません。ブリスターフェンダーが勇ましいツーリングカー仕様、堪りませんね。

ところで、今回のイベントのメインは’SHCC’主催によるジムカーナです。参加車は他のイベントではあまり見ない、渋い車種が勢揃いしていました。
A110dauphineDauphine-gordini
戦う仏車、アルピーヌA110とドーフィン・ゴルディーニ!リアの踏ん張りが堪りません。
Giulietta-tiGiannini
ジュリエッタTIも参戦します。アバルトではなくジャンニーニ!渋い!!
Nissan-cherryTs-sunny-310Contessa-900
日産旧車勢は定番のハコスカやフェアレディZなどではなく、チェリーX1Rや310TSサニーが激走します。
コンテッサ900、堪りませんね。
Gtm1Gtm2
英国車で一番刺さったのは、ミニベースのキットカーであるGTM。往路の小田原厚木道路から会場まで、ずっと後ろを走っていたのですが、何というクルマか判らず、思わずオーナーに声を掛けてしまいました。
Alfetta-turbodelta1Giulietta-20
そしてこの手のイベントで楽しみなのは、来場者のクルマ達です。駐車場にはなんとアルフェッタ・ターボデルタが!!!
400台限定のホモロゲ・モデルが日本にあったのですね。感激しました。
そして、アルフェッタの兄弟車である116系ジュリエッタも!どちらも本会場でオーナーとお会い出来たらもっと良かったのですが・・・
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ランチア・ベータ・モンテカルロ!!!憧れのクルマなのですが、今は売り物が無いですね・・・因みにこのクルマのオーナーは、私がデルタに乗っていた頃からの知人です。今回のイベントには、クルマ趣味仲間が大勢来られていました。

残念ながら画像はありませんが、ジムカーナ会場では、歴史的名車達が全開アタックをする姿を見ることが出来て、本当に楽しい至福の時を過ごしました。
そして、アルフェッタ・オーナーの方々とも直接お会いして様々な情報を伺う事が出来て、とても有意義なイベントになりました。
企画頂いた幹事の皆様には、改めて感謝申し上げます。

2024年11月25日 (月)

Rally Japan 2024

ラリージャパン、今年も行ってまいりました。
結果は既報のとおりエバンスが優勝し、トヨタがマニュファクチャラーズ・タイトルを逆転で獲得する劇的な最終戦となりましたが、タナックのリタイアは残念でしたね・・・ここ数戦、トヨタ勢でトップ快走中のリタイアが続いていましたが、最終戦でヒョンデに起こるとは・・・
最終パワーステージのポイントでタイトルが決まるなど想像もしていませんでしたが、今年から導入された’サンデーポイント’もタイトル争いに大きな影響を及ぼしたことは間違いないでしょう。特に2勝ながら初タイトルを獲得したヌービルは、戦略的に加算していましたので。
何れにしても最終戦までタイトル争いが盛り上がった今シーズン、新システムの導入は成功だったと言えるでしょう。

ところで今年の観戦は、23日の土曜日に業務が入ってしまったので諦めていたのですが、22日金曜日のSSであれば観戦後に帰宅可能なので、行くことに決めました。
因みに観戦チケットは「SS3/6 稲武設楽SS(設楽駒ヶ原観戦エリア)」で、設楽町への「ふるさと納税」枠で購入しました。
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当日は観戦エリアに直接徒歩でアクセス出来る駐車場が指定されていましたが、その開場時間はなんと3時30分!
前夜は新城のホテルに泊まってレンタカーで2時過ぎにホテルを出発し、途中ラリーコースのために閉鎖された箇所が多くて迷いながらも4時前には現地に到着しました。日の出前から最前列でスタンバイです。
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因みにこの観戦場所は、タイトコーナーに向かって加速&急減速するラリーカーを5~6mの距離で見られる迫力あるポイントでした。ガードレールなどの遮蔽物は何も無く、今までの観戦場所の中では一番コースにも近くて期待が膨らみます。

さて、SS3スタートです。1年振りのラリーカー撮影は???
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まずはヒョンデのヌービルとタナックです。目の前のコースが一部日陰になってしまい、写真は撮り辛かったのですが、クルマは近いです!
音と匂い、堪りません。
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続いてトヨタ勢のエバンスとオジェです。望遠レンズだと正面からしか撮れないので、単調で迫力に欠けます・・・動画の方が良かったですね。
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そしてMスポーツのフルモーとミュンステール。マシーンの迫力と音はプーマが一番です。
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Rally-1勢は勝田のヤリス、ミケルセンのi20も順調にやって来ました。今年はラリー序盤のリタイアが無かったので、Rally-1のマシーンは全て見る事が出来ました。
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続いてRally-2勢は、来シーズンのRally-1フル参戦が発表されたサミ・パヤリ、そして話題のパンダ・シトロエン「藤原とうふ店」のグリアジンがやって来ました。Rally-2のマシーンは、Rally-1と明らかにスピードが違いますが、音は迫力があり車種も多いので個人的には大好きです。
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デビューから大分経ってしまいましたが、シュコダ・ファビアはアップデートされてまだまだ元気です。芸者のペイントで話題の26号車は、リアも撮影することが出来ました。
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Mスポーツの供給するフィエスタも健在です。 ヤリスのRally-2も随分増えましたが、激しくクラッシュしたまま激走するマシーンもありました。カストロール・カラー、懐かしいですね。6枚目のマシーンは、あのコバライネンがドライブしているヤリスです。
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日本人ドライバー勢は、新井大輝がファビアR5、ベテラン勝田(範彦)、奴田原がヤリスRally-2、そして福永がファビアEvoで参戦していました。それにしても新井大輝のファビアはR5とは・・・古いマシーンのため、ラリー中もトラブルで相当苦労したようで、クラス3位で完走したにも関わらず、ゴールでは予算が無いとぼやいていました・・・
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そして新井敏弘のスバルWRXが走り抜けた後、ナンバー付きの市販車クラスでやって来たのは、なんとディディエ・オリオール/デニス・ジローデ!!!1994年にST205セリカでWRCチャンピオンを獲得してから30年を記念して出場したそうですが、ぶっちぎりでクラス優勝を果たし、貫禄を見せつけました。
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その他、珍しいマシーンとしては、アルピーヌA110がRGTクラスで参戦していました。
写真で見ると単調でつまらないですが、次から次へとやって来るマシーンに頬が緩みっぱなしで、とても幸せな時間を過ごしました。

この観戦場所については、SS6終了まで駐車場から車を出せないので、SS6開始まで駐車場で休んで(昼寝)いましたが、気が付いたら観戦エリアに行く道路が閉鎖され、駐車場に閉じ込められてしまいました・・・仕方がないので、SS6は駐車場からの観戦となりました。
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SS6が始まる頃には雲行きが怪しくなり、かなり暗くなってきたので、ライトやライトポッドを装着した夜間仕様のマシーンが増え、昼間とは違った表情を捉える事が出来ました。因みに写真は木々の間から無理矢理撮ったのですが、トリミングすると意外と迫力のある画像になりました。

SS6終了後は、レンタカーと新幹線でその日のうちに自宅へ戻りました。今年はSSを1ヶ所のみ観戦するという慌ただしい行程ではありましたが、選んだSSが予想以上に迫力のある観戦場所で、しかもストレス無く観戦出来たのでとても良かったです。
ラリーの結果も地元でトヨタが優勝し、マニュファクチャラーズ・タイトルも決めて、これ以上無い素晴らしい結果となりましたが、一方でラリー開催中に一般車がSSに入ってしまい、FIAから罰金を科されるという残念な事態も起きてしまったようです。
こういった公道での競技を続けていくためには、地元の理解が不可欠であるのはもちろんですが、目に見える地元の利益というのも必要ではないかと思います。
そのためにもラリー観戦がより魅力的になり、全国各地(全世界!)から観客が訪れて、飲食費や宿泊費で地元が潤うというのが目指すべき姿ではないでしょうか。今後の発展を大いに期待して、また来年も観戦に行きたいと思います。








 

 

2024年11月13日 (水)

ホビーフォーラム2024&1/43 Lancia Strartos 1977 Safari No.4 ②完成

気が付けばもう11月・・・先月の更新以降、1ヶ月以上が経ってしまいましたが、10月中旬は所用で高知に行ったり、11月初旬は’旧車で行く43ゴルフ’を楽しんだりとバタバタ過ごしていました。
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高知では馬路村にある魚梁瀬森林鉄道の動態保存車両に会ってきました。60年以上前にダム建設のため廃止された魚梁瀬森林鉄道ですが、地元の活性化を目的に車両の復元・動態保存や廃線跡の保存に取り組んでいます。この日は乗車・運転体験をしたり、特別に全車両を車庫から出して並べるなど、スペシャルな見学会となりました。
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折角高知まで来たので、土佐電鉄(とさでん交通)も覗いてきました。土佐電鉄には1年半ほど前に全線乗っているのですが、その時に気になった伊野線の鴨部~朝倉付近の併用軌道区間で撮影を行いました。
この区間は所謂旧道に敷設されており、道路幅員は8m程度しかありません。そのため、軌道内は車の通行が可能で、電車が来ると車が避けたり、一時停止して電車の通過を待つ光景が見られます。また、電停も全て路面に書かれた安全地帯(車内放送では’ノーガード電停’と告知していました。)のみという、正に昭和の路面電車の風情が色濃く残っている区間でした。画像のように交換駅に電車が止まると道路はほぼ塞がっています。
また、走っている電車は私よりも年上!の還暦を過ぎたものがほとんどで、この日もオリジナルの600形や山陽電気軌道から譲り受けた700形・800形が次々とやって来ました。こういった光景もいつまで見られるか判らないので、今回はじっくりと撮影して記録&記憶に残しました。
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土佐電鉄を撮影後、伊野から列車で土讃線~予土線~予讃線経由で松山を目指しました。途中、予土線では「しまんトロッコ号」で四万十川の絶景を楽しみましたが、この路線は全線を直通する列車が1日わずか4往復しか無く、JR四国の厳しい現状を体感しました。
このように’鉄分’の非常に濃い高知訪問となりました。

11月3日文化の日は恒例の’43ゴルフ’。絶好の天気の下、アルフェッタで足利までドライブしました。
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スコアは相変わらずでしたが、天気もコースも素晴らしく、気持ちの良い1日を過ごしました。

そして先週の10日は、待ちに待った’ホビーフォーラム’でした。もっともこんな調子で直前まで過ごしていたので、当然ながら模型製作は捗らず、今回は旧作を中心としたストラトスの’3種盛’を6ケース持ち込みました。
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会場ではモデラー仲間との会話に夢中で画像を撮り忘れてしまったので、クラブのメンバーの画像を拝借しています・・・今年のクラブのテーマは「ランチア」。残念ながら私はストラトスのみでしたが、他のメンバーの各種デルタや037、S4等が多数並びました。
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中でも一番注目を集めていたのは、KENさんの’超スーパーデルタ’です。ボディや内装を含めてほぼ全ての3Dデータを作成し、出力したパーツの精度には驚愕の一言しかありません。特にエンジン廻りの補記類や配管の再現度は凄まじく、その執念と技量には驚くばかりでした。
かつて私も16Vの実車を所有していましたが、こんな構造だから壊れるんだとか、これでは冷却が厳しい訳だなど、正に目から鱗の話を聞けてとても勉強になりました。

最後に出展を目指して製作していたモデルの内、なんとか完成させた1977年サファリ・ラリー仕様のストラトスについてアップします。
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かなり以前にクリア掛けまで終えたものの、その後の作業が滞っていたのですが、このモデルだけは完成させようと思い、なんとか手を動かしました。
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ベースであるレーシング43のビッグ・モデルは、ディテールのエッチング・パーツが充実しているので、基本的にそのまま組んでいます。
キャッチ・ピンやアニマル・バーの取付け部も繊細で実感的に仕上りました。
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キット以外のパーツは、フロント顎下のマット・ガードをハセガワのプラモデルから流用し、アンテナはさかつうのDタイプを使用しています。なお、このキットの欠点であるライトについては、ハウジングにミラーフィニッシュを貼り込み、プラレンズに置き換えてあります。
ドア廻りの細かなパーツも全てキットの部品をそのまま付けていますが、私的にはこれで充分だと思います。
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なんとか完成させたモデルは、以前作った1/43のサファリ・ラリー仕様と一緒に’3種盛’にして展示に臨みました。
会場では’アリタリア・カラー’に惹かれて足を止める方がおりましたが、皆さんハセガワのキットだと思ったそうです。’レーシング43のビッグ・モデルだ’と伝えると驚かれましたが、確かにキットの箱を開けてあのメタルの塊を見たら躊躇しますよね・・・
このキットが発売された頃は、まだハセガワのキットがリリースされておらず、私もやむを得ず1台作ってみたのがきっかけですが、手を動かしてみると意外にパーツの精度は良く、エッチングのディテールも見栄えがする上、プロポーションも悪くないのですっかり気に入って作り続けている次第です。カラーバリエーションも当初から豊富でしたので。
そんな訳でビッグ・モデルのストラトス、これで9台目の完成となりましたが、まだストックが3台ほどあるので、折を見て作りたいと思います。

ホビーフォーラムが終わって、いよいよ今年も終わりが近づいてきましたが、来年のホビーフォーラムに向けたクラブのテーマは、メンバーの嗜好を鑑み「MRもしくはRRのラリー車」に決まりました。
模型製作のモチベーションも少し上がってきましたので、無理せず計画的に進めていきたいと思います・・・って毎年この時期にはそう思うのですが・・・来年こそは頑張ります。

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