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2024年8月

2024年8月28日 (水)

河口湖自動車博物館 訪問

台風接近に伴い、不安定な天気が続いていますが、8月最後の休日だった昨日、アルフェッタで初のロング・ドライブにチャレンジしました。
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目的地は8月限定開館中の「河口湖自動車博物館」です。首都高速の渋滞を避けるため、早朝4時過ぎに自宅を出発したのですが、なんと土砂降りの雨・・・行くのをやめようかと思いましたが、もうクルマが濡れてしまったのでそのまま首都高三郷IC~中央道へ。念のため窓に塗っていた撥水剤の効果もあり、ノンビリとした動きが不安なワイパーでも支障なく走れました。
幸い、雨は都内に入ると小雨になり、中央道はほとんど降っていなかったので、途中のPAで休憩&クルマの水滴をとりながらゆっくりと向かいましたが、平日ゆえ都心を出ると交通量は極めて少なく、河口湖ICには6時半頃に到着してしまったので、ファミレスでゆっくり朝食を取り、9時過ぎに現地に到着しました。
博物館は8月のみの営業のため、土休日は駐車場が大変混雑したそうですが、流石に平日のこの時間はガラガラで、博物館入口正面にクルマを止めてまずは記念撮影です。
因みにこの博物館には学生時代に数回来たのですが、もう40年近く前のことなので展示物の記憶が全く残っていません・・・
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開館の時間まで建物外をブラブラしてみましたが、博物館入口にはフライング・フェザーが鎮座していました。また、2台のいすゞ車はなんとFor Sale!117クーペは量産初期型の丸目4灯で、ジウジアーロの流麗なデザインはアルフェッタにも通じますね。
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ようやく10時になったのでまずは自動車館に入館です。順路に従っていくと自動車黎明期のメルセデスやフォード、プジョー等がメーカーごとに整理・展示されていました。MGやブガッティの戦前レーサー・モデルもあります。どのクルマも素晴らしいコンディションで、惚れ惚れしますね。
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ブガッティ・アトランティーク・クーペ?!これはレプリカだと思いますが、実車が見れるなんて驚きです。ヒトラー時代の象徴、ベンツ540Kはグロッサー770Kのパーツと共に荘厳なオーラを発揮していました。
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オールド・イタリアンは、ランチア・ラムダやアプリリア、そしてギアがデザインしたアルファロメオのコンバーチブルが目を惹きました。
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シトロエンは渋いカラーリングのトラクシオンアバン7CVと6気筒の15CV、そしてただの2CVかと思いましたが・・・
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なんと4WDのサハラでした。さりげなくポップな人形が乗っていますが、そのシートの下には剥き出しのガソリン・タンクが・・・
やはりこの博物館の収蔵品は侮れませんね。
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国産勢はカラフルなDatsunが並びます。欧州車にも負けない色使いが素敵ですね。
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レーシングカーの展示は少ないですが、GT-Rは高橋国光が50勝目を達成した実車だそうです。アルピーヌA110ラリー仕様の横にはパナールが鎮座しています。
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スーパーカーの展示も抜かりありません。16気筒のチゼータ、懐かしいですね。F50を見るとデビュー当時、新婚旅行で行ったマラネロの街中を猛スピードで走っていた姿を思い出しました。
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クルマ趣味的には遠い存在のフルサイズ・アメリカンですが、このキャデラック・エルドラドはV8、8リッターエンジンながら、なんとFFでチェーン駆動だそうです。車内を確認すると確かにセンタートンネルがありませんでした。

約40年振りの再訪問でしたが、当時の展示物については何も思い出せず、正に初見の気持ちで大いに楽しむ事が出来ました。

続いて同じ敷地内にある飛行館に向いました。
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館内には太平洋戦争時の主力戦闘機であった零戦やハヤブサが復元・展示されていました。
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栄12型エンジンも間近で見る事が出来て、当時の技術者の情熱を感じられました。
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一方で人間爆弾’桜花’を吊して敵艦隊に挑んだ一式陸上攻撃機22型には、複雑な思いが沸きました。先日、知覧にも行ってますので・・・
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今回の展示の目玉はこの艦上偵察機「彩雲」です。2000年にトラック諸島で発見され、その後復元作業を行って胴体部分および18気筒のエンジン(誉)が公開されていました。ジュラルミン剥き出しのボディや簡素な機内を見ると当時の苦労が偲ばれます。こんな飛行機で高度6,000mを600km/hで飛行していたとは驚きですね。
自動車館に比べて飛行館の方が来館者が多くて盛況でしたが、歴史的工業製品の保存というよりも、あの戦争の遺構という意義の方が大きいと感じました。

河口湖自動車博物館、個人のコレクションにも関わらず、これだけの内容とクオリティに改めて驚かされましたが、末永く(出来れば発展的に)運営が続くことを祈っております。











2024年8月20日 (火)

43 夏のオフ会&1/24 Lancia Stratos 1977 Safari No.4 ①

お盆休みは台風が来たり、九州で地震が発生して南海トラフ地震の注意情報が発表され、交通機関に大きな影響が出ましたね。
帰省や旅行で混乱に巻き込まれた皆様、本当にお疲れ様でした・・・大きな災害に至らなくて良かったです。
そんな中、私の職場は夏休みのかき入れ時で連日出勤しておりましたが、8/12の振替え休日は南青山の某所で開催された恒例の’夏の43オフ会’に参加しました。
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まずは場所を提供して頂いた敏腕Sシェフの’大人のフェラーリ達’です。どれも手強いキットのはずですが、料理と同じように情熱と卓越した技術で素晴らしい作品に仕上がっています。
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今回は珍しく1990年代のF1も並びました。やはりこの時代のF1はスマートでカッコいいですね。
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そして完全復活!された43界の重鎮Kazさんのテナリブ、HiFi、そしてバルニーニです。往年の難物キットをこのクオリティで仕上げたKazさんの’43愛’には脱帽です。特にアバルトは私も大好きなクルマで、あのキットがこんなに化けるとは本当に驚きでした。

このように素晴らしいモデルに囲まれ、正に至福の時を過ごしました。企画されたNさん、会場を提供頂いたSシェフ、本当にありがとうございました。

43オフ会で刺激を受け、模型製作のペースも少し上がって来た気がします。多数製作中のストラトスのうち、1/24のモデルもようやくデカールを貼り始めました。
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モデルは1977年のサファリ・ラリー出場車で、私にしては珍しく(?)定番のアリタリア・カラーです。因みにベースはハセガワのプラモデルでは無く、レーシング43のメタル製キットで、デカールはクラブのメンバーに頂いたハセガワの物を使っています。なお、カーナンバーはムナーリのNo.7ではなく、ランピネンのNo.4をチョイスしました。(我ながらへそ曲がりですね・・・)
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実はこのキット、オークションでお手付きのモノを格安で手にいれたのですが、フロントのタイヤ・ハウスやリアのバルク・ヘッドがボディにガッチリ接着され、隙間をポリパテで埋められており、取付け位置の修正や下地処理、そして塗装にとても苦労しました。おまけにボディの重量が500g位になっており、うっかり落としたら大変です・・・
人それぞれ作り方は違うと思うのですが、このキットに関しては目立たない内装部分はパーツ毎に塗装し、少し遊びを持たせて組立てた方が断然作り易いです。
もっとも、内装の黒染めが先に終わっているので、ここから先の作業は早いと思いますが・・・
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先日クリアを掛けた43の2台を含めて、夏の課題として完成を目指したいと思います。








2024年8月 8日 (木)

WRC 2024 Finland&1/43 Lancia Stratos 1973 Giro D'Italia No.528/1974 Giro D'Italia No.463 ①

先週末は恒例の43ゴルフ活動日でした。非常に暑い中、お疲れ様でした!
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WRCは高速グラベル3連戦の最後を締め括るラリー・フィンランドが開催されました。
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トヨタの本拠地で開催されたフィンランド、上位独占で大量ポイント獲得を期待していたのですが・・・トップ・ドライバーが相次いでトラブルに見舞われ、結局手堅いオジェが優勝したものの2位にはヌービルが入り、マニュファクチャラーズ・タイトルは、ヒョンデのリードが広がってしまいました。
それにしても最終ステージ1つ前でのロバンペラのクラッシュは衝撃的でしたね・・・今年のフィンランドは天候が不安定で難しいコース・コンディションだったため、クラッシュが多発しましたが、そのような中でもロバンペラの走りは別次元で、追いかけるオジェも諦めモードでした。それがコース上のたった1つの岩であんな結果になるとは・・・フィンランドはスピードが速い分、やはりリスクが大きいですね。
また、ドライバーズ・タイトルを争っているはずのエバンスもリズムが狂ってしまっているようで、今戦もクラッシュ、リタイアに終わり、ヌービルとの差は広がる一方です。そのヌービルも今シーズンは1勝しか挙げておらず、けして調子が良い訳ではないのですが、新たなポイント・システムを上手く活用してポイントを伸ばしており、このままタイトルを獲る可能性は大いにありそうです。
それにしても今シーズンのトヨタは、ロバンペラとオジェの助っ人頼みになっているのがとても不安ですね・・・残りの4戦、エバンスと勝田の活躍に期待しましょう。
ところで、今回のフィンランドでは久しぶりに名物ステージである’オウニンポウヤ’が復活しました。このステージの走りはCSのライブで放映されましたが、グラベルながら平均速度が130kmを超える超高速ステージは本当に大迫力ですね!
そして、若手ドライバー達が憧れのステージを走ったことに感激していたのがとても印象的でした。願わくばここでラリー観戦をしてみたいですね・・・

模型製作についてですが、相変わらずストラトスの複数台製作が続いています。
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今回の2台は、1973年と1974年のジーロ・ディイタリアに出場したストラトスで、共にアレナのモデルです。
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マルボロ・カラーのモデルは、1973年型のプロトタイプで、市販車やラリ-仕様とはボディ形状がかなり違うため、定番のレーシング43との’2個1’ではなく、アレナのキットをストレートに組んでいます。
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ボディについては筋彫りやルーバーを彫り込んで下地を整え、ガイアのホワイトを吹いた後、ボディ上面はマスキングしてフィニッシャーズのブライト・レッドを吹きました。キットには大判デカールが入っていたのですが、ルーバー部やリア廻りなどに貼り込むのは大変なので、塗装した次第です。なお、このモデルはリア・ハッチのルーバーが無く、エンジンが剥き出しになったワイルドな仕様です。
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もう1台のモデルは、1974年のジーロ・ディイタリアにジョリー・クラブから出場した特徴的なカラーリングのマシーンです。なお、このモデルは30年程前にアレナが製品化していたものの絶版となっており、ずっと探していたのですが、今年になって突然再版されたのでようやく手に入れる事が出来ました。
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このマシーンも市販車やラリー仕様とは全く違うボディで、特にリア・ウイングは迫力満点です。カーナンバーはグループ4のカテゴリーですが、このボディはどう見てもホモロゲーションを取っているとは思えません・・・
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こちらのボディは、ホワイトとブルーの部分をマスキングして、クレオスのレッドを吹いています。レッドは色々あるので悩みますが、実車の画像のイメージから生赤をチョイスしてみました。その後、ブルーの部分はデカールを貼り、ボンネットのイタリアン・カラーは、緑と赤のライン・デカールをルーバーに馴染ませて貼り込みました。
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2台共にデカールを貼り終えたので、クリア掛けに進みたいと思います。







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