Alfa Romeo Alfetta GT ①
突然ですが、本日「終のクルマ」が納車されました。
実はトランスアクスルのアルファが昔から大好きで、機会があれば乗ってみたいと思っていたのですが、先月、近隣のショップに入庫したとの情報が中古車サイトに掲載されていたので見に行ったところ、思いの外程度が良くてオリジナル度も高かったことから、思い切って買ってしまいました!
型式は1977年式の1800GT、右ハンドルの伊藤忠ディーラー車で、ダッシュボードには前期型の特徴である分割されたメーターが並び、なんとクーラーも付いています。ステアリングは珍しいオリジナルの3本スポーク、シフトノブは時代を感じさせるウッド、そして懐かしいカセットデッキも付いています。ステアリング奥の速度計は、体感よりも遅いのではと思ったらマイル表示でした。
内装はすこぶる状態が良く、シートの汚損やヘタリは全くありません。車歴47年で走行距離59,000Kmのこのクルマ、かなり大事にされていたのだと思います。因みにリアの分割窓やフロントの三角窓はこのように開きます。それにしてもアルミ製のドアミラー、堪りませんね!
エンジン廻りは電装系にしっかり手が入っており、オルタネーターやバッテリーは新しく、点火系もトランジスターが付加されていて、アイドリングは安定しています。下回りを覗き込むとマフラーは交換済みで腐食は無く、ド・ディオンアクスルも状態は良さそうです。
低走行ながら、走るためのメンテナンスをしっかりと受けていた印象です。
一方で、外装廻りでは塗装の痛みやクラック、擦りキズ等が散見されますが、この時代のアルファの特徴である壊滅的な腐食は幸い無さそうですので、いずれオールペンを検討してみます。カンパニョーロのホイールはガリ傷も無く、とてもカッコ良いです!
今日は購入したショップの倉庫から自宅まで30km程運転してみましたが、クルマ全体がシャキッとしており、特段違和感や不安はありませんでした。また、真夏日の日中でもクーラーが効くことを確認出来ました。
エンジンの印象は低速でも粘りがあり、乗りやすかったです。まだアルファサウンドを楽しむ余裕はありませんでしたが・・・
一方で、ミッションとブレーキは現代のクルマとはかなり違いますね。特にミッションはリアまでのリンケージが長いので、スムーズに操作するには慣れとコツが必要です。あとブレーキはサーボが弱いので、しっかり踏むことと常に安全な車間距離を取る事を再認識しました。
まずはクルマに慣れて、イベントに参加するなど楽しんでいきたいと思います。