Alfa Romeo 1750GTV 1973 Safari ①
3回目のブログは"Alfa Romeo 1750GTV 1973 Safari"についてです。1973年のサファリ・ラリーには、ワークス・チームとして日産、フォード、プジョー、そしてポルシェが参戦し、欧州勢を抑えてダットサン240Zが優勝して日本車の耐久性をアピールした1戦でしたが、地元プライベーターの手によりフィアットやアルファロメオなどのイタリア車も出場していました。
その中で、戦績はリタイアに終わったにも関わらず、アレナからトランス・キットが発売されているのがこのAlfa Romeo 1750GTVです。こういったモデル化された理由が分からないレアなラリー車に滅法弱い私は、発売直後に2つも購入してしまいました。
このキットは、オートアートのミニカーをベースに改造するもので、デカールのほかアニマル・バーやウインドウ・クリップ、ウイング・ランプを始めとした補助灯、ロール・ケージ、バケット・シートなどサファリ仕様化に必要な内外装パーツがセットされたものです。なお、製作にあたってはミニカーをベースとせず、ストックしていたMeriのメタル・キット(2000GTV 1973 Montecarlo)をベースに作り始めました。
ただし、市販車の2000GTVと1750GTVではリア・ライトの形状が違っており、アレナの完成見本もそうなっていた(市販車のミニカーベースなので当然ですが・・・)ので、ドナーとしてオートアートのミニカーも手に入れました。
現状ではボディ&シャーシは完成しており、アニマル・バーやリア・ライトなどの外装パーツの取付けを残すのみとなっていますが、ここまで作ったところで同封パーツの誤りに気付いてしまいました。
肝心のアニマル・バーが完成見本だとフロント・グリルと同形の丸味を帯びたタイプで、取付けバーがボンネット中程まで伸びているのですが、トランス・キットのパーツは真ん中の画像のように角ばっており、サイズや取付けバーもまったく違うものが入っていました。購入した際に気が付けば良かったのですが、デカールや他のパーツを使ってしまったので後の祭りです。同時に購入していたもう1つのキットもチェックしたのですが、こちらもやはりダメでした。今更、購入元に連絡しても海外通販なのでやりとりが面倒なのと、2つとも間違っているということは、そもそもダメかもしれないので自作しざるを得なくなり、手が止まってしまいました。
また、形状が違っていると思っていたリア・ライトについても、ようやく見つけた実車の画像を確認すると2000GTVと同様のタイプでした。
結局、リア・ライトについてはプラ板で作った実車に似たライト型に透明レジンを流して製作しました。そんな訳で、ドナーとして購入したオートアートのミニカーは不要となってしまいました。
以上のように”アレナ・トラップ”に嵌って手が止まっているこのモデルですが、ブログで公表したことを糧にパーツを頑張って自作して、完成した姿をお披露目したいと思います。
万が一、同じトランス・キットを持っている方は、上記のトラップに気を付けて製作されて下さい。
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