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1/43モデルカー製作記

2024年9月18日 (水)

1/43 Lancia Stratos 1973 Giro D'Italia No.528/1974 Giro D'Italia No.463 ②&タイヤ交換

3連休は3連勤のうえ、ここのところ飲み会が多くて模型製作が捗りませんが、1/43の2台のストラトスはクリア掛けが終わり、窓枠の黒染め、ウインドウ取付け、シャーシ合体までなんとか進みました。
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No.528のマルボロ・カラーの方は、プロトタイプのため開口穴が多く、細かな作業がまだ結構残っています。
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リア・ウイングのステー部分は白のため、マスキングが面倒でしたが、結局エナメルの黒でタッチアップしてあります。窓のバキュームの納まりは、私の技量ではこの程度が限界でした。
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また、このマシーンはリア・ハッチが無いので、後ろから覗いた時に違和感が無いようバルクヘッド開口部に透明塩ビを貼っておきました。このあたりの実車資料は全く無いので、デッチ上げですが・・・
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一方で1974年のマシーンは、グラマラスなボディがカラーリングと相まってカッコいいです。フロント・ノーズ開口部の奥には、エッチングのラジエターを仕込んでみました。また、跳ね上げのリア・ウイングには、取付けリベットにインセクトピンを埋め込んであります。
どちらもあと一息というところまで進みましたので、今月中には完成させたいと思います。

模型製作が捗らない一番の原因はアルフェッタなのですが、今週はタイヤを交換しました。
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先週、ホイールを清掃した時には気付かなかったのですが、左リアタイヤに違和感が・・・歪な形になってます。パンクであればペシャンコになってしまうのですが、そうでは無さそうなのでゲージで計ると120kPa程度に落ちています。これは恐らくエアバルブの劣化なので、バルブの交換のみしようかと思ったのですが、元のタイヤがいつ交換した物なのかわからないので、思い切って4輪共交換することにしました。
タイヤのサイズは175/70R14という今時はVITZやFITのベースグレードが履いている物と同サイズのため、メーカーやグレードに拘らなければ量販店で在庫があるタイヤです。
結局、先日オイル交換をしたスーパーオートバックスで在庫のあったDunlopのLe Mans V+に交換しました。
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平日のため、当日の予約ですぐ作業開始です。今回は期待通り(?)リフトアップによる作業だったので、足回りを一通り確認することが出来ました。因みにジャッキ・ポイント周辺に腐食は無く、安心してジャッキが使えることが確認出来ました!
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まずはフロント廻りです。ブレーキローター、小さいですね・・・サスペンションを含めて傷や腐食は無さそうで安心しました。ショックはビルシュタインかな?ただ、ハブにホイール側のアルミの錆が付いていたので、磨いておいてもらいました。
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続いてリア廻りです。ド・ディオンアクスルやインボード・ディスクを覗き込みましたが、こちらも状態は良さそうです。リアのショックもビルシュタインのようです。ただ、この構造はとても素人には手が出せませんね・・・
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先日磨いたホイールと新品のタイヤで、足回りがリフレッシュしました。このように消耗品は交換履歴がわかると安心して乗れますね。

2024年8月 8日 (木)

WRC 2024 Finland&1/43 Lancia Stratos 1973 Giro D'Italia No.528/1974 Giro D'Italia No.463 ①

先週末は恒例の43ゴルフ活動日でした。非常に暑い中、お疲れ様でした!
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WRCは高速グラベル3連戦の最後を締め括るラリー・フィンランドが開催されました。
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トヨタの本拠地で開催されたフィンランド、上位独占で大量ポイント獲得を期待していたのですが・・・トップ・ドライバーが相次いでトラブルに見舞われ、結局手堅いオジェが優勝したものの2位にはヌービルが入り、マニュファクチャラーズ・タイトルは、ヒョンデのリードが広がってしまいました。
それにしても最終ステージ1つ前でのロバンペラのクラッシュは衝撃的でしたね・・・今年のフィンランドは天候が不安定で難しいコース・コンディションだったため、クラッシュが多発しましたが、そのような中でもロバンペラの走りは別次元で、追いかけるオジェも諦めモードでした。それがコース上のたった1つの岩であんな結果になるとは・・・フィンランドはスピードが速い分、やはりリスクが大きいですね。
また、ドライバーズ・タイトルを争っているはずのエバンスもリズムが狂ってしまっているようで、今戦もクラッシュ、リタイアに終わり、ヌービルとの差は広がる一方です。そのヌービルも今シーズンは1勝しか挙げておらず、けして調子が良い訳ではないのですが、新たなポイント・システムを上手く活用してポイントを伸ばしており、このままタイトルを獲る可能性は大いにありそうです。
それにしても今シーズンのトヨタは、ロバンペラとオジェの助っ人頼みになっているのがとても不安ですね・・・残りの4戦、エバンスと勝田の活躍に期待しましょう。
ところで、今回のフィンランドでは久しぶりに名物ステージである’オウニンポウヤ’が復活しました。このステージの走りはCSのライブで放映されましたが、グラベルながら平均速度が130kmを超える超高速ステージは本当に大迫力ですね!
そして、若手ドライバー達が憧れのステージを走ったことに感激していたのがとても印象的でした。願わくばここでラリー観戦をしてみたいですね・・・

模型製作についてですが、相変わらずストラトスの複数台製作が続いています。
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今回の2台は、1973年と1974年のジーロ・ディイタリアに出場したストラトスで、共にアレナのモデルです。
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マルボロ・カラーのモデルは、1973年型のプロトタイプで、市販車やラリ-仕様とはボディ形状がかなり違うため、定番のレーシング43との’2個1’ではなく、アレナのキットをストレートに組んでいます。
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ボディについては筋彫りやルーバーを彫り込んで下地を整え、ガイアのホワイトを吹いた後、ボディ上面はマスキングしてフィニッシャーズのブライト・レッドを吹きました。キットには大判デカールが入っていたのですが、ルーバー部やリア廻りなどに貼り込むのは大変なので、塗装した次第です。なお、このモデルはリア・ハッチのルーバーが無く、エンジンが剥き出しになったワイルドな仕様です。
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もう1台のモデルは、1974年のジーロ・ディイタリアにジョリー・クラブから出場した特徴的なカラーリングのマシーンです。なお、このモデルは30年程前にアレナが製品化していたものの絶版となっており、ずっと探していたのですが、今年になって突然再版されたのでようやく手に入れる事が出来ました。
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このマシーンも市販車やラリー仕様とは全く違うボディで、特にリア・ウイングは迫力満点です。カーナンバーはグループ4のカテゴリーですが、このボディはどう見てもホモロゲーションを取っているとは思えません・・・
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こちらのボディは、ホワイトとブルーの部分をマスキングして、クレオスのレッドを吹いています。レッドは色々あるので悩みますが、実車の画像のイメージから生赤をチョイスしてみました。その後、ブルーの部分はデカールを貼り、ボンネットのイタリアン・カラーは、緑と赤のライン・デカールをルーバーに馴染ませて貼り込みました。
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2台共にデカールを貼り終えたので、クリア掛けに進みたいと思います。







2024年7月29日 (月)

銀杏並木&1/43 Lancia Stratos 1975 Scottish No.3 ②完成

先々週の週末にはWRC第8戦ラリー・ラトビアが開催されました。今回、初めてWRCに昇格した本戦は、前戦ポーランドと同様に高速グラベルでのバトルとなり、このようなコースが得意なトヨタのロバンペラが2位以下を引き離して優勝を飾りました。2位には貫禄の走りでオジェが、3位にはヒョンデのタナックが入賞しましたが、最終パワーステージまで3位を走っていた地元の英雄、マールティンシュ・セスクスが後退してしまったのは残念でした。
この結果、マニュファクチャラーズ・ポイントは、ヒョンデとトヨタの差が1ポイントまで縮まり、次戦フィンランドでの戦いが楽しみになってきましたね。
ところで、11/21から開催されるラリー・ジャパンのチケット予約が開始されました。今年も観戦・・・と思っていたのですが、なんと11/23の土曜日に業務が入ってしまい、残念ながら今年は行けそうにありません・・・金曜日の新城ステージあたりのチケットが取れれば、日帰りで行こうかと考えていますが・・・

そんな訳で、ちょっとモチベーションが下がり気味ですが、日曜日は休みを取れたので早朝からアルフェッタで銀杏並木に向いました。
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今回はクルマ仲間にはアポを取らずに行ったのですが、現地に到着するとシトロエン仲間から電話が・・・早速合流して、アルフェッタのお披露目&クルマ談義で盛り上がりました。
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沿道を歩くと前回も来ていたジュリエッタSSの後ろにシムカやルノーが並んでいます。このシムカは1200Sというスポーツ・クーペで、以前フランス車のイベントに参加していたクルマでした。一方でルノーは8(ユイット)ではなくて10(ディズ)で、初めて見たクルマでした。ルノー10は8の上級車としてオーバーハングを伸ばしたモデルだそうですが、日本でこんな珍車に乗っている方がいるのですね。
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それにしてもジュリエッタSSのリア・ビューは美しいですね。ルノー10の後ろにはジュリエッタ・スプリント・ザガートも並んでおり、正にイタリアの宝石を堪能しました。ジュリエッタSZのオーナーからは、レストアされた経緯や当時のレース用ホイールに拘っている事、SZはレプリカが結構出回っている事など興味深い話を伺う事が出来ました。
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今回は猛暑の影響からか、前回より台数は少なかったのですが、私の後ろに渋い911ナローがやって来たり、ジュリエッタ・スパイダーやジュニア・ザガートなどアルファロメオの名車が目を惹きました。
あまり長居をすると暑くなって帰れなくなるので、今回は1時間ほどで退散しましたが、涼しくなったらまた朝活をしたいと思います。

模型製作についてですが、製作中のストラトスがもう1台、完成しました。
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モデルは1975年のスコティッシュ・ラリー出場車で、GW前にはデカールを貼り終えていたのですが、しばらく放置していたところ、定着の悪かったコ・ドライバー・ネームとリアのチーム・ロゴが剥がれてしまい、手が止まっていました。結局、同仕様のミニカー用デカールをebayで改めて購入し、なんとかリカバリーしました。
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数少ない実車画像から、ライトを閉じた状態をチョイスしましたが、初期型のスッキリしたボディやシンプルな塗装と相まって、良い雰囲気に仕上がったと思います。なお、リア・ハッチのルーバーはこんな形状だったようなので、アレナのエッチングを組み込みました。

チェッカーフラッグのストラトスはこれで3台揃いましたので、展示用の3種盛にしておこうと思います。



2024年7月16日 (火)

1/43 Lancia Stratos 1977 Valli Imperiesi No.1完成

先週末の3連休は3連勤でした・・・
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7/13土曜日はこんなツアーに添乗してきました。参加された方は満足されたようで良かったです。
アルフェッタは、所用に合わせて昨晩、初めて夜のドライブに出掛けてみました。
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ライトは全てしっかり点灯しました!電装系への負担も特にありませんでした。こんな事にもドキドキするとは・・・と思いますが、なにせ47年前のクルマですので・・・ヘッドライトはC4に比べるとかなり暗く感じるのですが、昔はこんなものだったんですよね。
それにしてもこの斜め後ろからのシルエット、惚れ惚れしますね。

ところで先日、ホビーフォーラムの事務局から開催案内と申込用紙が届きました。今年の開催日は11月10日の日曜日、場所は例年通り「横浜港大桟橋ホール」です。イベントに向けて模型製作も頑張っていきたいと思います。
そんな訳で、製作中のストラトスを順次完成させています。
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今回のモデルは、1977年のイタリア国内ラリー選手権に出場した黒金の渋いカラーリングのマシーンです。イベントは違いますが、実車は4枚目の画像のような感じです。例によって、アレナから発売されているキットのデカールやエッチング・パーツ等をレーシング43のメタル・キットに組み込みました。
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フロント下部のメッシュは、ブラックの場合もあったようですが、見栄えを重視してゴールドにしました。リアのルーバーは艶消し黒のため、エッチングには置き換えず、ホワイト・メタルのルーバーを彫り込んでそのまま使いました。マフラーエンドはアルミ・パイプに交換しています。

今年はストラトスばかり作っていますが、クラブのテーマは’ランチア’ですので、このようなマイナー仕様を中心に作り続けていきたいと思います。


















2024年7月 1日 (月)

WRC 2024 Poland&1/43 Lancia Stratos 1976 Tour de France No.434 ②完成

先週末に行われたWRC第7戦ラリー・ポーランドは、レッキで負傷したオジェに代わって急遽参戦したロバンペラが見事優勝を飾りました。
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ハイスピード・グラベルで行われた本戦では、先頭スタートで砂利履き役となったヌービルやセッティングの決まらない勝田のペースが上がらない中、出走順が優位なスポット参戦のヒョンデのミケルセンがリードしました。しかしながら、中盤以降は火曜日に参戦が決定してテスト無しで出場したロバンペラが渾身の走りでトップに立ち、リードを保ったままゴールを迎えました。また、エバンスはタイヤ・トラブルに見舞われながらもロバンペラに食らいついて2位に入賞し、トヨタの1・2フィニッシュとなりました。
一方、ヒョンデ勢はミケルセンが最終日にパンクで遅れ、タナックも土曜日の途中でデイ・リタイアしたものの、サンデー・ポイントとパワーステージ・ポイントを手堅く獲得し、ヌービルとチームのリードを守りました。
それにしてもロバンペラはやはり凄いですね!ゴール後のインタビューでは、さすがに疲れたと言っていましたが、事前の準備無しで初めて出場したラリーで優勝するとは・・・次元が違いますね。
これから続く高速グラベル・ラリーでもトヨタの走りに期待出来そうです。

ところで「終のクルマ」ですが、今日は梅雨の合間に近所を走ってみました。とりあえずエンジンや電装系に不安は無く、ブレーキやミッションの感触にも大分慣れてきましたので、天候が安定したら近場のイベントなどに参加してみたいと思います。
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なお、ボディの防水対策は必須なので、ラッパーズのシート・カバーを購入しました。ここのカバーは車種毎に設定があり、生地も選べるので30年以上前から各車で使っているのですが、今回はC4と同じ2層構造のカバーではなく、防水性の高い3層構造のカバーにしてみました。

肝心の模型ですが、製作は進めており、前回アップした3台の内1台が完成しました。
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黒いボディに派手なロゴが魅力的な1976年ツールド・フランス出場車です。モデルはアレナのキットを組んでいますが、ルーフ・スポイラーやタイヤ&ホイールは、レーシング43のキットから流用しています。
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ディテールは全てアレナのキットのパーツを使用していますが、個人的にはこの程度で充分だと思います。なお、マフラー先端はアルミ・パイプに交換してあります。

製作中だった他のモデルも完成していますので、順次アップしたいと思います。

















2024年5月13日 (月)

WRC 2024 Portugal&1/43 Lancia Stratos 1976 Tour de France No.434 ①

昨日は旅行記をアップしたので触れませんでしたが、先週末はWRC第5戦ラリー・ポルトガルが開催され、前戦クロアチアに続き、オジェが連勝を飾りました。
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今戦トヨタは、スポットでオジェとロバンペラ両名が出場し、正に盤石の体制で臨みました。ラリー序盤は出走順の利点もあり、ロバンペラを先頭にオジェ、そして勝田が続き1~3位を独占しましたが、土曜日にはロバンペラと勝田が相次いでクラッシュ、デイリタイアとなってしまいました。その後は、オジェが追いすがるタナックを振り切って、見事優勝を飾りました。因みにオジェは2010年WRC初優勝以来、ポルトガルでは6度目の優勝となりました。40歳のオジェ、まだまだ勝てそうですね!
一方で、ポイント・ランキング2位のエバンスはなかなかペースが上がらず、ペース・ノートを紛失するミスやスピンもあって結局6位に終わり、粘りの走りで3位となりパワーステージのポイントも加算したヌービルに差を広げられてしまいました。今シーズン、トヨタのエースとして臨んでいるエバンスですが、チャンピオンを獲る勢いはありませんね・・・
また、マニュファクチャラーズ・ポイントについても、タナックが2位、ヌービルが3位となってポイントを稼いだヒョンデがトヨタを逆転してしまいました。
今年のポイント・システムは、日曜日の競技が盛り上がるのでとても面白いのですが、今回優勝したオジェよりもサンデー・ポイントやパワーステージ・ポイントを稼いだ2位のタナックの方が獲得ポイントが多くなっており、今後のポイント争いは予測が難しいですね・・・
特にマニュファクチャラーズ・ポイントは、複数のドライバーが出来るだけ多くのポイントを稼ぐ戦略が必須ですので、トヨタは勝田が頑張らないと厳しいですね。今後に期待したいと思います。

肝心の模型製作ですが、GW中は出勤が続き、その後も旅行に行っていたのであまり進捗していませんが、平行作業中のストラトスのうち、3台分のデカールが貼り終わりました。
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大きな黒いストラトスは、レーシング43の1/24ビッグ・モデル、小さな黒いストラトスはアレナの1/43、そして手前は先日アップしたレーシング43×アレナの1975年スコティッシュ・ラリー仕様です。
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黒い1/43のモデルは、ブルーノ・サビーが1976年のツール・ド・フランスに出場したストラトスです。このボディ形状のモデルはレーシング43には無いので、アレナのキットを素直に組んでいます。なお、実車画像のようなロード・バージョンにするため、ポップ・アップしたライトをジャンク・パーツから切り出して流用しています。
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このキットは、かなり昔に買ってストックしていたのでデカールの状態が心配でしたが、発色&材質は良好で特に問題無く貼ることが出来ました。フロントのルーバー部分のデカールは、切り込みを入れてデカール軟化材で馴染ませてあります。

この後は、もう1台デカールを貼ってからまとめてクリア掛けする予定です。









2024年4月22日 (月)

WRC 2024 Croatia&Lancia Stratos 1975 Scottish No.3 ①

今月から休日出勤、月曜定休なのでブログの更新が月曜日になってしまいました。先週末はWRC第4戦クロアチアが開催され、今度はスポット参戦のセバスチャン・オジェが優勝を飾りました。
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モンテカルロ以来のターマック・イベントの今戦は開催直前まで雨が続き、路面コンディションが心配されましたが結局雨は降らず、金曜日・土曜日は各ドライバー共に大きなトラブルは無く、ターマックが得意なヌービルが首位に立ち、それをエバンス、オジェが追う展開となりました。
そのままヌービルが逃げ切るかと思った最終日ですが、2本目のSS18でヌービルがコースオフして木に衝突しマシーンを破損、エバンスもスピンによりタイムロスし、ヒヤッとする場面はあったものの無事に走りきったオジェが逆転して首位に立ち、自身100回目のポディウムを優勝で獲得しました。それにしてもSS18のコースは難しいステージでしたね。道幅が4m程度しかないうえにインカットによる泥が路面を覆っており、一瞬のミスがリタイアに繋がるような難ステージでした。今シーズン好調のフルモーも、残念ながらこのステージの餌食になってしまいました。
ところで、今シーズンから新たに導入されたポイント・システムである’スーパーサンデー’ですが、今戦は土曜日終了時点での上位勢が日曜日に相次いでトラブルにより後退したため、それをフルに活用したドライバーが続出しました。中でもタナックは、土曜日までの4位と日曜日の2位、そしてパワーステージのポイントも獲得したため、優勝したオジェに迫るポイントとなりました。
このシステム、デイリタイアの再走ドライバーにはチャンスとなり、最終日にタイム差があって順位が固まっている場合でも気が抜けない面白いシステムですが、シーズン終盤のタイトル争いの際には、その計算に悩まされるのでしょうね・・・

模型製作についてですが、多数の平行作業でカオス状態が続いています・・・
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1/43のストラトスは、画像の5台についてボディのベース塗装が終了しました。
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5台のうち、左手前の白/黒のマシーンは、1975年の英国国内ラリーに出場した’チェッカーフラッグ’チームのストラトスです。キットはアレナ製ですが、小粒なボディが好きになれないので、ストックしていたレーシング43のメタルキットにデカールやエッチング・パーツを組み込む予定です。なお、今回はリトラクタブル・ライトを閉じた仕様にするため、ライトを削ってみました。
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ボディについては、筋彫りを深くして下地を整えた後、白/黒に塗り分けました。マスキングはそこそこ上手くいったようです。なお、ホイールはアレナのエッチング、タイヤはレーシング43のグラベル用を装着しています。

ようやくデカールが貼れる状態になりましたが、他の4台もまとめてクリアが掛けられるように進めていきたいと思います。












 

2024年1月 3日 (水)

2024 新年あけましておめでとうございます&1/43 Lancia Stratos 1982 Elba ②完成

新年、あけましておめでとうございます。5回目の年男となる新年を迎えましたが、元旦から能登で大地震が発生し、翌日には羽田で航空機事故が起きるなど物々しい年明けとなってしまいましたね・・・能登の地震は、父親の実家が震源にほど近い志賀町であることから親戚の安否が心配でしたが、幸い無事であることが確認出来ました。被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

そんな三が日ですが、初詣や初売りに行ったり、実家に行ったりと近場で過ごしておりました。そして箱根駅伝を観ながらの’モデラー初め’で、昨年より製作中であった2台のストラトスを完成させました。
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2台共にイタリアのプライベート・チームであるグリフォーネの主宰、ファブリツィオ・タバトンのドライブしたマシーンで、どちらもレーシング43のメタル・キット(後期型)にオリオ・フィアット・カラーの方はメリのデカール、ブルーの方はebayで見つけたオリジナル・デカールを貼ったモデルです。
ブルーのストラトスは、製作過程を少し記録していたのでアップしたいと思います。
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後期型の場合、ボディ側にバルクヘッドやダッシュボード、前後のタイヤ受け部分が付き、シャーシ側にはシートのみ付く構成ですが、キットのままだとシャーシをボディ側に固定する場所がありません。そのため、私は前後のタイヤ受け部分にプラ板を接着してビス受けとし、シャーシをタッピングで固定出来るようにしています。
なお、シャーシをはめる際にシートや消化器が干渉してしまう事があるので注意が必要です。
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今回の反省点はまず、折角抜けていたルーバーがクリアのかけ過ぎで埋まってしまい、さらにそれを修正しようとしてルーバーの一部がガタガタになってしまった事です。また、バキュームの合わせも悪く、一部隙間が出来てしまいました・・・これも実力ですね。
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このモデルはグラベル仕様にしたので、トレッドを狭めてオーバーフェンダーよりかなり内側にしています。それにしてもタイヤは細過ぎますね。完成後はマッドフラップで目立たなくなりましたが・・・なお、ディテールはキットのままですが、キャッチピンやナンバー枠はアレナのキットから流用しています。
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オリジナルのデカールは、1枚の透明シートに印刷されていたので個々に切出しが必要でしたが、文字が鮮明で発色も良く、とても貼りやすい物でした。また、フロントのフラップやストーン・ガードもリベット付きで再現されていたので活用しました。
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ストラトスは何台作っても完璧とはなりませんが、とりあえず今年の一発目として完成させました。なお、オリオ・フィアット・カラーの方も製作過程を少し載せておきます。
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こちらのデカールについては、白と黄色部分の大判デカールが用意されていたのですが、上手く貼れる筈も無いので、デカールを型取りしてマスキングの上、全て塗り分けました。なお、このキットはなぜかフロントのルーバーが抜けていなかったのですが、複雑な塗り分けがルーバーに掛かっていたので、抜けていなくて助かりました。
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例によって素組みで、特段ディテールアップは施していませんが、このモデルは複雑な塗り分けが肝ですね。リア・ハッチの塗り分けが歪んでいますが、これも実力の内です・・・
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2台共に昨年からの仕掛かり品ですが、年初から完成させることが出来て、今年はちょっと頑張れるかもしれません!?

冒頭にも書きましたが、来月には還暦を迎えてしまいます。自分自身、そんな歳になってしまったことに驚きですが、幸い健康には問題ありませんので、引き続き遊びに仕事(?)に頑張りたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。








2023年12月31日 (日)

1/43 Lancia Delta HF4WD 1987 Montecarlo No.6 完成&2023年総括

年末は43ゴルフの後、買い出しや大掃除をしているうちに2023年もあと僅かとなりました。
今年最後のブログは、ホビーフォーラムに向けて慌てて作った1/43のデルタHF4WDをアップします。
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モデルは何台も作っているレーシング43のメタル・キットなので、途中経過無しにいきなり本塗装が終わった状態ですが、キットからの変更点は、タイヤ&ホイールをプロバンス・ムラージュの同車キットから流用したことです。
レーシング43やメリのデルタは、どれも迫力のあるオーバーサイズ(18インチ相当?)のホイールとそのホイールに嵌らなくて苦労するタイヤが内包されていますが、プロバンス・ムラージュのキットには適正なサイズのタイヤ&ホイールが入っていたので置き換えてみました。
仮組みしてみると模型的にはちょっと小径で貧弱な気がしますが、今回はこのバランスで組んでみます。
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ホビーフォーラムに向けて時間が無いので、手戻りのないよう進めるつもりでいたのですが、デカールでトラップが・・・リア・ピラー部分のデカールが窓後部のスリットに掛かってしまっています。実車はスリットには掛かっていないので、どうやら「くの字」の角度が違っているようです。しっかりと貼ってしまってから不具合に気付いたので剥がすことも出来ず、結局シンナー風呂行きとなりました。
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その後、ボディを塗り直し、ストックしていた同デカールを一部カットし、スリットの角度に注意して貼りましたが、今度はリア・タイヤ前の赤い部分が無くなってしまいました・・・もう時間もデカールのストックも無いので、このまま進めました。また、フロント部分はバンパーの’OLIO FIAT'のデカール位置を誤ったため、牽引フックとウインカーが端に寄ってしまいました。
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相変わらずの注意力不足で、かえって時間が掛かってしまいましたが、ホビーフォーラムにはサイドミラーとマッドフラップが無い状態で何とか持ち込みました。そして、1/24のデルタHF4WDと共に先日ようやく完成させて、グループA初年度のミキ・ビアジオンの優勝マシーンが揃いました。

これで今年のホビーフォーラムの宿題がようやく片付きましたが、まだ未完のモデルがあるんです・・・
最後に今年の総括を・・・完成させたモデルは、ランチアが8台、フェラーリが2台、そしてフォードが1台の合計11台でした。今年前半はなぜか製作意欲が沸かずダラダラと過ごしてしまい、完成台数が伸びませんでした。その理由は、手が止まるようなダメキットばかり弄っていたからでしょうか。
一方で、作業環境は常設の塗装ブースを整え、天候を気にせずに吹付塗装が出来るようになりましたので、来年こそはホビーフォーラム前にバタバタしないよう、計画的に製作を進めたいと思います。それと3Dプリンターを購入済みなので、簡単なパーツからチャレンジしたいと思っています。
模型製作以外は、今年もラリージャパンに行ったり、シトロエンや仏車のイベントに参加しました。ここ数年はコロナの影響でイベントが少なくなっていましたが、ようやく日常に戻ったので来年も積極的に参加したいと思います。

それでは当サイトにお越し頂いた皆様、1年間ありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

2023年12月29日 (金)

物欲報告 ㉔

今年もあと3日となりましたが、今日は43ゴルフ部の’打ち納め’でした。
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恒例の宇都宮のゴルフ場は、朝方-2℃まで冷え込み、早朝のコースは霜で一面真っ白でした。その後、陽が昇ると今日はとても暖かくなり、絶好のゴルフ日和で楽しくラウンドしました。メンバーの皆様、来年もよろしくお願いいたします。

ゴルフから帰宅すると、イタリアとイギリスからちょっと遅いクリスマスプレゼントが届いていました。
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どちらも例によってアレナ製の43キットで、左の箱は’ライフワーク’であるランチア・ストラトス、右の箱は大好物であるジーロ・ディイタリアに出場したポルシェ935です。
因みにストラトスはebayに出品されていた中古品をイタリアから購入し、ポルシェ935はイギリスの有名ショップであるグランプリ・モデルズから新品を購入しました。なお、ポルシェ935はアレナから新製品として今年の9月に発売されたキットです。
ここ最近の円安と値上げラッシュでキットの値段がかなり上がってしまったので、海外からの購入は控えていたのですが、今年2台作ったチェッカーフラッグのストラトスの別バージョンをebayで見つけて思わず買ってしまいました。
一方、ポルシェ935はアレナのHPで発売された事は知っていたのですが、注文してまで買うのはちょっと・・・と躊躇していたところ、グランプリ・モデルズに在庫があったので、クリックしてしまいました。
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今回のストラトスは、1975年に英国で行われたスコティッシュ・ラリーに出場したマシーンで、ルーフ・スポイラーやリア・ウイングの無い初期型のボディを纏っています。なお、製作にあたってはアレナのボディ&シャーシは使わず、レーシング43のメタル・キットにアレナのエッチングやデカールを組み込む予定です。
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ジーロ・ディイタリアに出場したポルシェ935については、過去に数台作っているのですが、キットでは各車毎の細かいバージョン違いをしっかりと再現していて、とても作り甲斐があります。このモデルもサーキット・バージョンとライトポッドが付いた公道バージョンが作れるようですので、同年の590号車と同様に公道バージョンで製作する予定です。

今回購入したキットはどちらも超マイナー仕様で、恐らく日本では私くらいしか買っていないと思いますが、アレナは今時珍しい盛業中の43キットメーカーであり、しかも私に刺さる車種や仕様を精力的にリリースしてくれているので、出来る限り応援していきたいと思います。

 

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