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2023年9月30日 (土)

1/43 Porsche 911 SC 1981 Orense Rally No.3 完成

もう9月も終わってしまいましたね。先日、今年のホビーフォーラムが12月3日(日)に横浜大桟橋ホールで開催される旨、事務局より案内がありました。例年よりも1ヶ月ほど遅い開催ですが、自分の能力に合わせてあと2ヶ月で完成出来そうなモデルを絞らなければなりませんね。

そんな中ですが、引き続き完成させたモデルをアップしたいと思います。1/24のポルシェ911SCRSと平行で製作していた1/43のポルシェ911SCが先日ようやく完成しました。
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ロスマンズ・カラーの911SCは1981年のスペイン選手権に出場したマシーン、アルメラス・チームの911SCは1981年WRCポルトガルに出場したマシーンです。
ロスマンズ・カラーの方は、今年のクラブのテーマに合わせて製作を開始したモデルですが、アルメラス・ポルシェは以前製作したモデルがなぜかボディが黄ばんでしまい、ディテールやデカールにも難があって気になっていたので、デカールのみを購入してボディをシンナー風呂にドボンして、2台同時に作り直していました。因みにキットはどちらもアレナ製です。
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ロスマンズ・カラーについては、デカールが一部破損していたのとリアの大判部分はとても貼れるような代物では無かったので、紺色の部分をマスキングして塗装し、赤と金のラインはデカールを刻んで使用しています。
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カラーリング以外のデカールも’Rothmanz’の一部ロゴが大きかったり、貼る位置を誤ったりしていますが、完成を優先させてスルーしました。
アルメラスの方は、フェンダー部分の艶消し黒の塗り分けを後回しにしてデカールを貼り込み、2台同時にクリア掛けを行いました。
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基本的に2台共キットをストレートに組んでいますが、フロント・バンパーに付くフォグランプのステーは、インセクトピンで固定して精密感と強度を高めてみました。リアのマフラーについても、キットの指示は排気管からダイレクトに排気口のパイプを付ける構造になっていましたが、実車資料を参考にしてアルミ・パイプでチャンバーを追加し、排気口を左右に振り分けました。なお、アルメラスのリア・バンパーは衝撃吸収型に加工し、グラベル仕様のアンダーガードを追加しています。
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フロント廻りでは、フォグランプの間のオイルクーラー用の吸気口にメッシュを追加しています。ここに貼ったデカールもサイズが大きかったのですが、そのまま貼ってしまいました。なお、デカールは極小針で突いてメッシュに馴染ませてあります。
リア廻りは、チャンバーとマフラーエンドのアルミ・パイプがアクセントになっています。
アルメラスのポルシェは、ウインドウ廻りに脱落防止のクリップを追加してあります。アレナのキットは、この手のエッチング・パーツが全て内包されているので、気軽にディテール・アップが出来て助かりますね。
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同じ車種でもディテールは結構異なっており、その違いを楽しみながら製作しました。クラブのテーマであるロスマンズ・カラーは、1/43の911SCがようやく完成しましたので、1/24の911SCRSも早急に完成させないといけませんね。


2023年9月10日 (日)

1/43 Lancia Stratos 1978 Ypres 24Hours No.8/Donegal No.1 完成

今週末はWRC第9戦ラリーギリシャ・アクロポリスと全日本のラリー北海道が開催されました。灼熱と悪路で有名なアクロポリスですが、今年はラリー直前まで大雨が降ったため、瓦礫と泥濘の例年以上に厳しいコンディションに見舞われたそうです。そんな中、Day2の金曜日はヒョンデのヌービルがリードして終えましたが、土曜日のDay3で水溜まりの穴に突っ込みリタイアに見舞われ、トップにはスポット参戦のトヨタのオジェが立ちました。しかしながら、オジェも最終ステージでサスペンションを破損してしまい、大きく順位を落としました。
迎えた最終日、トップに立ったのは先頭走者のタイムロスを最小限に抑えた2位にはロバンペラです。2位以下はヒョンデのソルド、トヨタのエバンスが続きましたが、ロバンペラとのタイム差は大きく、独走状態のままロバンペラが今期3勝目を挙げました。
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それにしても優勝したロバンペラは、運にも恵まれていますね。他のドライバーが相次いでトラブルに見舞われたアクロポリスの難コースにおいても、とにかくマシーンが壊れません!走行シーンを見ていると必ずしも丁寧なドライブでは無く、最終パワーステージなど大きなリードがありながらも全開走行で、かなり際どいシーンも多いのですが、結局ノンドラブルで走りきりました。
これもチャンピオンになるための重要なファクターなのでしょう。

一方、全日本ラリー北海道には、トヨタのチーム監督であるラトバラが選手として出場しました。ラトバラは、WRCの前戦ラリーフィンランドにも出場しましたが、今回はヤリスRally-2の熟成・プロモーションを兼ねての参戦だそうです。
なお同ラリーには、勝田貴元の父親である勝田範彦が同じヤリスRally-2で参戦しましたが、ラトバラは元WRCトップドライバーの貫禄の走りで、1km当り1秒以上の差を勝田につけてトップでゴールしました。
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ラトバラは、ラリージャパン出場以来の北海道を堪能したようで、当時は果たせなかった優勝を飾り、またラリー開催中にはあのユハ・カンクネンのデモ・ランが行われるなど、かつてWRCが行われていた帯広周辺が熱く盛り上がったそうです。
機会があれば観戦に行ってみたいですね。

ところで、模型製作については先週末までに完成させたモデルの内、2台のストラトスをアップします。
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実車はイギリスの’チェッカーフラッグ’チームが、アイルランドや英国選手権を中心としたローカル・ラリーに参戦したストラトスです。
チェッカーフラッグは、1960年代から70年代にかけて耐久レースやフォーミュラーに参戦していたチームで、ラリーにはあまり関心がなかったのですが、英国におけるラリー人気の高まりを受け、1975年にチェザーレ・フィオリオから中古のワークス・ストラトスを購入し、ラリー参戦を始めました。
しかしながら、当時の英国ラリーはフォード・エスコートの牙城で、著名なドライバーをフォードが独占しており、マシーン・ポテンシャルの高いストラトスと言えども目立った戦績を挙げられないまま活動を終えました。
そんな不遇のマシーンではありますが、’ストラトス・マニア’のアレナは、ほぼ全仕様を製品化しており、今回の2台の内の1台はそのキットです。
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モデルの仕様は、1978年ヨーロッパ・ラリー選手権の1戦’イプルー’に出場し、6位に入賞したマシーンです。ドライバーのビリー・コールマンは1976~1979年の間、このストラトスをドライブしましたが、時折上位入賞はあるもののマシーン・トラブルによるリタイアも多く、結局チームを離れることになりました。
キットの内容は、小粒なボディにエッチング・パーツ天こ盛りのアレナ定番の構成です。実はこのキット、ebayに出品されていた仕掛品で、ボディは塗装済みでしたが、このボディを使うつもりは無いので、手持ちのレーシング43のメタル・キットにタイヤ&ホイールやエッチング・パーツ、デカール等を流用しました。
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ボディはホワイト&ブラックに塗り分け後、デカールを貼ってクリアを掛けていますが、デカール・サイズは特に問題ありませんでした。シャーシについては、シートベルトの金具にアレナのエッチングを流用した以外は、キットの素組みです。
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もう1台のモデルは、1978年にアイルランドで行われたドネガル・ラリーに出場したマシーンです。因みに、この仕様はアレナのラインアップには無いのですが、ソリドのミニカー改造用に作られたオリジナル・デカールを’ストラトス乗り’の方から頂いた貴重な代物です。
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このモデルもレーシング43のメタル・キット(旧タイプ)をベースにしています。なお、ルーフ・ベンチレーターはアレナのパーツを流用しています。ルーフ・スポイラーやリア・ハッチはキットのパーツをそのまま使っていますが、リア・ハッチのルーバー部分は少し彫り込んであります。
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オリジナル・デカールは少し黄ばんでおり、サイズも結構違いましたが、貴重なもの故丁寧に貼り込みました。クリア掛けにも特に問題は起きませんでした。
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このように市販のミニカーではあまり見ないレアな仕様のストラトスをコレクションに加える事が出来ました。ストラトスのキット・ストックはまだまだありますので、ルーチン・ワークとして作り続けたいと思います。
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因みにチェッカーフラッグのフィアット131アバルトを以前作っておりましたので、2台のストラトスと共に’3種盛’にして台座に固定しました。










2023年9月 3日 (日)

Lancia Stratos 1981 Catalunya No.3 完成

もう9月になってしまいましたが、まだまだ暑さが続きますね。そんな中、今日は恒例の43ゴルフ部活動日でした。
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今日の天気は下り坂の予報でしたが、時折青空の見える好天で、それほどの猛暑でも無く楽しくプレー出来ました。メンバーの皆様、またよろしくお願いいたします。

模型製作についてですが、この週末までに製作中のキットの内4台を完成させました。
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ストラトスについては、既報のとおり4台を並行で製作していたのですが、ロスマンズ・カラーの内の1台は製作途中に不注意で落下させてしまい、シンナー風呂にドボン漬けとなりました・・・
残りのロスマンズとチェッカーフラッグの2台については、なんとか完成に漕ぎ着けました。一方で、エッソ・カラーの初代フォード・フィエスタについても仕掛かり後、懸案事項が発生して放置プレーが続いていたのですが、製作を再開して完成させました。

そんな中から今回は、ロスマンズ・カラーのストラトスの製作過程についてアップします。
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このモデルは、主に1981年のスペイン選手権に出場していたマシーンで、ドライバーはジョージアのバグラチオン公爵です。因みにバグラチオンのマシーンは1975年1979年のモデルを既に作っております。
キットはレーシング43の旧タイプを用い、デカールはebayで購入したスペイン製(?)の怪しげな代物を貼っています。
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実はこのモデル、同じデカールを用いてかなり昔に作ったことがあるのですが、相当出来が悪かったので今回、クラブのテーマに合わせて作り直した次第です。また、デカールを改めて確認するとボディ・サイドのラインが金・紺・金のパターンになっているのですが、実車は紺・金・紺なので紺色の部分をフィニッシャーズのブルツ・ブルーで塗装し、真ん中に金色のデカールを貼って修正しました。この手のオリジナル・デカールは、トラップが多いですね・・・
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製作にあたっては、基本的にキット内包のパーツを使用していますが、リア・ハッチについてはアレナのエッチング・パーツに交換しています。このパーツ、あまり精度は良くないのですが、エッチング帯材なのでルーバーが抜けており、レーシング43のキットのホワイト・メタル製パーツよりはかなり実感的です。
因みにリア・ハッチ等のキャッチ・ピンは、レーシング43の極薄エッチングを取付けていますが、0.2mmのピンを0.3mm程度の台座の穴に通す作業は老眼の私にとってかなり厳しく、ピンを何本も紛失してしまいました。昔は簡単に出来たのですが・・・
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これでようやく今年のクラブのテーマ車が1台完成しました。もう1台のストラトスとポルシェも頑張って仕上げたいと思います。









2023年8月28日 (月)

Ferrari 308 GTB 1982 Montecarlo No.137/1983 Montecarlo No.129 完成

前回の更新から1ヶ月以上もサボってしまいましたが、かねてより製作していた2台のフェラーリ308GTBがようやく完成しましたので、アップいたします。
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まず、赤い方ですが、昨年秋から製作を始めてクリア掛けまで進んだものの、不注意で塗装面を痛めてしまい、ドボンして作り直していたキットです。その後、アレナのデカールを再度手に入れて何とか完成に漕ぎ着けました。
一方、白い方のマシーンは気分転換のつもりで作り始めたものの、デカールに手こずって思いの外時間が掛かってしまいました。
2台はほぼ同時並行で製作していたのですが、途中経過を少しだけアップします。
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キットの内容は、レジン製のボディ&シャーシにエッチング・パーツ天こ盛りのアレナ定番仕様です。ただし、タイヤ&ホイールが全くダメなので、赤いフェラーリの方はストックしていた別売りのデイトナ用タイヤ&ホイールに交換してあります。
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シャーシについては、キットのパーツでディテールは充分ですが、ロール・ケージにダッシュボードやドア内張が干渉するなど、現物合わせの調整が必要でした。
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特徴的なフロントの10連ライトの内、バンパー下の4灯については、実車資料を参考にジャンクパーツを流用して追加しています。リア廻りはキットのパーツのみで仕上げていますが、エッチング製の308GTBロゴや跳ね馬の出来が良いので貼っておきました。実車は剥がされていたようですが・・・
サイド・ミラーについては、洋白板を切って貼付けていますが、ミラー部分を彫り込むのは私の技量では無理でした。ボディ・サイドのエア・インテークについても、エナメルの艶消しブラックを塗って誤魔化してあります。
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一方、白い方のタイヤ&ホイールについては、スノータイヤのイメージで、メリ製ストラトスのキットに入っていたクロモドラ&幅狭タイヤを履かせています。デカールについては、ドルフィン柄の部分を貼り込むのに難儀しましたが、クリアを掛けたら粗は目立たなくなりました。
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シャーシ&内装は、赤い方と同様の調整を施し、シートは青に変更しています。なお、このマシーンのフロント廻りは、8連ライトだったようです。
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年初以来、なぜか製作意欲が落ちてしまい、お手付きキットばかりが増える状況が続いていたのですが、久しぶりに完成させることが出来ました。この勢いで製作中のモデルを完成させて、今年のクラブのテーマである’マルティーニvsロスマンズ’のモデルに仕掛かりたいと思います。


 

2023年7月23日 (日)

2023 WRC ⑤ Estonia

もう7月も下旬になってしまいましたね・・・今週末はWRC第7戦エストニアが開催され、トヨタのロバンペラが今期2勝目を飾りました。
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タナックの母国であるエストニアですが、タナックはスタート前のエンジン交換で5分ものペナルティを科せられ、優勝争いに加わることが出来ませんでした。一方で選手権をリードしているロバンペラは、金曜日は先頭走者で’砂利掻き役’であったにも関わらず、好タイムを維持してトップで終え、土曜日以降は出走順にも恵まれてトップ・タイムを連発し、一気にリードを広げて最終日を迎えました。
結局、日曜日も全てのステージでトップ・タイムを刻み、最終パワーステージも制して優勝しました。2位にはヌービルが入りましたが、1分近いタイム差があり、ロバンペラは正に手がつけられない速さでした。
出走順のハンディが無くなってしまうとレギュラー・ドライバーは誰も刃が立たないその走りは本当に驚きですね。ただ、今シーズンはオジェが参戦するイベントでは、初日のスタート順が遅いオジェにリードされてしまう展開が多かったのですが、オジェがいなければ向かうところ敵なしといった感じです。
ロバンペラ以外のドライバーの奮起を期待したいところですが、グラベルでオジェとのガチンコ勝負も見てみたいですね。

ところで、先日14日からラリー・ジャパンの観戦チケット販売・申し込みが始まりました。今年もふるさと納税を使って山間SSを観戦しようかと思ったのですが、宿泊付きパックの観戦券がふるさと納税と同程度の金額(還付はありませんが・・・)だったので、今回はそちらに申し込みました。
因みに購入したパックは、土曜日の三河湖SS(10/14)と昨年行った日曜日の恵那林道SS(18/20)で、三河湖SSは宿泊者専用エリアがあるそうです。恵那林道については、名古屋駅からの送迎バス付きパックなので、帰りが楽になるのではと思って申し込みました。
あとは金曜日の観戦もしくはボランティアをどうするかですね。今年もデモドリさんをお誘いしたので、一緒に楽しんできたいと思います。

ところで模型製作についてですが、数あるお手付きの内、何台かは完成が見えてきました。
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ここ暫く製作記をアップしていないので、何をあげたら良いのか判らなくなっていますが、完成したら1台ずつアップしたいと思います。




2023年7月 9日 (日)

CCJ夏のミーティング

もう7月になってしまいましたね。梅雨真っ盛りで不安定な天候が続いておりますが、今日はシトロエン仲間のお誘いを受けて、横須賀の「ソレイユの丘」で行われた「シトロエン・クラブ・ジャパン」のミーティングに参加してきました。
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いきなりクルマのお尻画像で申し訳ありませんが、シトロエンはやはりお尻が肝ですね。会場全体の画像を撮り忘れましたが、天候の影響もあってか参加車は20台程度で、こじんまりとしたイベントでした。
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今回、一番気になったクルマは、このGSパラスです。外観はノーマルですが、フロント下部に何やら吸気口が付いているのでエンジンを見せて頂くと・・・なんとオイルクーラーがエンジンルームの真ん中に鎮座していました。空冷水平対向エンジンをフロントのオーバーハングに搭載しているGSですが、このような大胆なオーバーヒート対策には驚きました。このクルマは点火系もかなり手が入っており、オーナーの並々ならぬ愛情と苦労が感じられました。
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お隣にはGSの最終型であるGSA X3も参加されていました。GSパラスと見比べるとバンパーやドア・ノブ、サイド・ミラー、モール類が樹脂パーツに変更され、窓廻りもメッキモールからゴム押さえとなるなど1970年代の優雅さが失われていますが、変更箇所は前衛的なボディ・デザインに意外とマッチしていて、1980年代っぽくてこれもありだなと感じました。このクルマも素晴らしいコンディションでした。
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GSはあと1台、ベーシックなGSクラブも参加されていました。フラッグシップ・モデルであるDSやCXの陰で地味な印象のGSですが、小さなボディに往年のシトロエンの魅力が全て詰まっており、その素晴らしさを堪能した1日でした。
シトロエンの沼、本当に深いですね。

ところで模型製作ですが、塗装ブースを整備してからは、積極的に作業を進めております。
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ポルシェやストラトスのほか、フェラーリ308GTBにもクリアを掛けてあります。同時進行が10台余りあるので、ブログに掲載する内容やタイミングに悩んでおりますが、徐々にアップしていきたいと思います。

2023年6月25日 (日)

2023 WRC ④ Safari

前回のブログ更新から3週間も経ってしまいましたが、今回もWRC開催に合わせての更新となりました。
今戦、サファリというかラリー・ケニアはオジェが優勝を飾り、トヨタが1~4位を独占する結果となりました。
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パンクやリアウイング喪失などトラブルに見舞われながら運にも恵まれたオジェ、スポット参戦にも関わらず今期3勝目という正に貫禄の走りですね。ドライバーズ・ポイントをリードするロバンペラは手堅く走って2位となり、デイ・リタイアしたヌービルと選手権ポイントの差が広がりましたが、オジェに勝ちたかったのが本音でしょう。一方で、新旧チャンピオンと他のドライバーとの差が大きく、もう少し頑張ってもらいたいなと思う1戦でした。
今年のサファリも天候が急変してコースが泥濘に覆われ、トラブルやアクシデントが多発しましたが、かつてのサファリとは次元が違いますね。マシーンの装備も通常のグラベル仕様で、視覚的なサファリ感が乏しくて寂しく感じていましたが、WRC2のファビアにガードバンパーとシュノーケルを装着したマシーンが1台参戦していたので、ちょっと嬉しくなりました。

模型製作についてですが、塗装ブースを整備後、ようやくヤル気が出て作業を進めています。
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1/24と1/43のロスマンズ・ポルシェは塗り分け塗装後、デカールを貼り終えてクリア掛けまで進んでいます。特に1/43の方は大判デカールが全然ダメだったので、紺色の大部分を塗装しています。一方、1/24の方はデカールにも多々問題があり、思いの外手間が掛かってしまいましたが、ボディはなんとか目途が立ちました。
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長期スランプの原因は、好きなモデルを作っていないからではないかと思い、ルーチン・ワーク(!)であるレーシング43のランチア・ストラトスを4台一気に作っています。4台のうち2台は、クラブのテーマであるロスマンズ・カラーで、残りの2台は英国のチェッカーフラッグ・チームのマシーンです。因みにデカールはアレナ製とebayで見つけたオリジナル等ですが、デカールの誤植や品質に難があるなど、ここまで仕上げるのにはかなり手間が掛かりました。この4台もまとめてクリアを掛けています。

このように手は動かしているのですが、ブログの更新に手が回らない状況です。完成時には1台づつアップしたいと思います。



2023年6月 4日 (日)

2023 WRC ③ Italia

またしてもブログの更新が滞ってしまいました・・・もう6月ですね。今週末はWRC第6戦イタリア・サルディニアが開催され、ヒョンデのヌービルが今シーズン初勝利を飾りました。
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記録的な豪雨が続いているイタリアですが、本戦も悪天候に見舞われて波乱の展開となりました。金曜日こそ天気は晴れていたものの、それまでの降雨で路面はマッディで、先頭走者のロバンペラは苦戦を強いられました。一方、サルディニアで過去4勝を挙げているオジェは、難コンディションにも関わらずペースを上げ、特に49.9kmのロングステージではライバルを突き放してトップに立ちました。
土曜日は雨模様となり、ウォータースプラッシュも水量が多すぎるという状況の中、その水圧でマシーンの破損やトラブルが続出し、Mスポーツのタナックやトヨタ勢が後退してしまいました。そして、オジェもペダルを踏む靴が滑ってブレーキが遅れ、コースオフしリタイアとなってしまいました。
その後はヒョンデのヌービルとラッピの1・2体制となり、そのままゴールを迎えました。3位には我慢の走りを続けたポイントリーダーのロバンペラが入りましたが、最終パワーステージの走りは圧巻でした。ドロドロのグラベルと滑りやすいターマックという難しいコンディションの中、マシーンを自在に操って次元の違う速さで走りきりましたが、正に天才的なドライビングでしたね!
因みにロバンペラは、前戦ポルトガルで優勝した翌週には来日し、フォーミュラ・ドリフト・ジャパンにいきなり参戦して見事優勝を飾りましたが、その動画を見てもドリフトの角度やライン取りなど、マシーンの動きが他の選手と比べて大きく、正確で美しい!!!
カッレ・ロバンペラ、この才能をどこまで、そしていつまで伸ばし続けるのか本当に楽しみです。

ところで、相変わらず進捗しない模型製作ですが、モチベーション・アップのきっかけになればと思い、作業環境を改善してみました。
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作業机の前の窓に換気扇を取付け、クレオスの塗装ブースを作業机の上に常設してみました。吹付塗装については長年、段ボールの簡易ブースやコンプレッサーなど塗装工具一式を屋外のベランダに持ち出して行っていたのですが、雨天や強風時には作業が出来ないこと、冬場は寒いこと、そして夜間は照明を付けると虫が寄ってくるので明るく出来ず、老眼の影響もあって見辛いこと等から、大きなストレスになっていました。特にここ最近は週末の天候が悪く、作業効率とモチベーションの著しい低下の原因にもなっていました。
一方で、クレオスの塗装ブースはかなり前に購入していたのですが、数回屋内で使ってみたものの内蔵ファンだけでは排気が足りず、とても恒常的に使用する気にはなれませんでした。
そこでこの度、作業部屋の窓の高さに合わせた塞ぎパネルと一体型の換気扇を取付け、ダブル排気にして試してみました。因みにこの換気扇は本来、換気扇が上部に、塞ぎパネルが下部に付く構造なのですが、作業机の前は窓の下部なので上下逆さまにして取付けました。(そのため、換気扇スイッチの紐が上から出ています。)
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43モデルに対する塗装ブースの大きさはこんな感じなの塗料塗料がはみ出してしまうことは無さそうです。(フィルターがボロボロなのは、長年放置していたためです・・・)
エアブラシを試しに吹いてみましたが、ダブル排気のため匂いは直ぐに排出され、快適な作業環境になりました。43モデル程度であれば、缶スプレーでも大丈夫そうです。

これで環境も整いましたので、量産体制(!)を復活させたいと思います。

2023年5月14日 (日)

WRC 2023 ② Portugal

またしてもブログの更新が滞ってしまいました・・・GW中はしっかり休んで海釣りに行ったり、奥日光にハイキングに行ったりしておりました。また、43ゴルフの予定も入っていたのですが、悪天候で中止となり昼飲みに代わりました。そんな訳で時間はあったのですが、模型はあまり進捗せず、製作中のポルシェ911SCRSもデカールを貼る段階で停滞中です。デカール貼り作業は楽しいのですが、ここのところトラブルが続いているので、取り掛かるのにとても気が重いんですよ・・・
デカール貼り以外の作業では、キットのパーツの出来が悪くて諦めていたホイール&タイヤについて、KPM製の別売りパーツを購入してみました。
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1枚目の画像がキットのパーツで、2枚目の画像がKPM製の3Dプリンターによるパーツです。キットのホイールは、前後共にアロイで一応ブレーキ・ローター&ディスクは付いているものの、タイヤを含めて造形がガタガタでかなり酷い代物でした。
一方、KPM製のパーツは細部のディテールまで再現されており、リアは実車と同様にGotti(?)となっています。
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ブレーキ・ディスクは断面のスリットやハブボルトまで再現され、キャリパーは別パーツとなっており、ホイールで見えなくなってしまうのが勿体ないディテールです。昨今は、データさえ書ければこのようなパーツが3Dプリンターで簡単に作れてしまうのですね。
これで足元が決まりましたので、しっかり完成させたいと思います。

ところで今週末は、WRC第5戦ポルトガルが開催されました。
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ラリー序盤で、トヨタ勢は勝田とエバンスがリタイアしたものの、昨年のチャンピオンであるロバンペラが底力を見せて今期初勝利を挙げました。今シーズンは出走順のハンディにより、なかなか優勝が出来なかったロバンペラですが、本戦ではそれを撥ね除けて2位のヒョンデのソルドを1分近く引き離し、最終パワーステージも制して圧勝しました。これから続くグラベル・ラリーでは、ロバンペラの快進撃が始まるかもしれませんね。
ところで、本戦で一番面白かったのはラリー2の戦いでした。ワークス・ドライバーの経験者であるアンドレア・ミケルセンやガス・グリーンスミス、テーム・スニネンなどが鎬を削るこのカテゴリーにおいて、リードしていたのはあのペター・ソルベルグの息子、オリバー・ソルベルグでしたが、オリバーは土曜日の最終ステージ後にファン・サービスとしてドーナッツ・ターンを披露したそうです。
ところが今のルールでは、こういった行為が禁止されており、なんと1分ものペナルティが科され、グリーンスミスに首位を奪われてしまいました。その後、オリバーは猛烈にアタックして最終パワーステージでは2人の差が8秒まで縮まっており、グリーンスミスもパワステのトラブルに見舞われていたので、手に汗を握る展開となりましたが、結局グリーンスミスが1.2秒差で逃げ切ってラリー2のクラス優勝を飾りました。
ドーナッツ・ターンといえばペター・ソルベルグの十八番で、優勝すると箱乗りを披露していたことを思い出しますね。オリバーもその血を受け継いでいるようでとても楽しいエピソードなのですが、それがペナルティーになってしまうとは、なんとも無粋な時代になってしまいましたね・・・そんなオリバーを応援したくなった1戦でした。

2023年4月24日 (月)

1/24 Porsche 911 SCRS 1985 Tour de France No.2 ③

先週末開催されたWRC第4戦クロアチアは、トヨタのエバンスが久しぶりの優勝を飾り、コドライバーのスコット・マーティンは、先日亡くなったクレイグ・ブリーンを優勝で弔う1戦となりました。
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ラリー序盤には、選手権をリードするトヨタのオジェとロバンペラが相次いでホイール破損に見舞われて後退する波乱の展開となり、その後はブリーンの母国アイルランド・カラーを纏ったヒョンデのヌービルがトップに立ちましたが、コースオフ・リタイアしてしまい、最終的には大きなトラブルに見舞われることなく走ったエバンスが優勝し、2位にはMスポーツのタナックが、3位にはヒョンデのラッピが入賞しました。
今戦は亡くなったブリーンのチームメイトの活躍を期待したのですが、残念ながら叶いませんでしたね・・・
何れにしてもブリーンの死を無駄にせず、マシーンの安全対策に万全を期すことを願います。

模型製作についてですが、土曜日は天気が安定していたので、911SCRSをロスマンズ・カラーに塗り分けました。
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ボディ全体については、前週末にホワイト塗装を終えていたので、マスキングしてブルーの部分にフィニッシャーズのブルツ・ブルーを吹付けました。ロスマンズ・ブルーは中々悩ましい色ですが、デカールの色と合わせると個人的にはこの色が一番近いような気がします。
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そのデカールについては、基本的にルネッサンスのデカールを使用する予定ですが、’鮮度の高い’NuNu製プラモデルのデカールも出来るだけ使いたいと思います。
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・・・そのNuNu製プラモデルですが、なぜか同時に仕掛かっております。画像右側のようにボディやシャーシの塗装まで進んでおり、難儀なルネッサンスを諦めて、こちらを素直にロスマンズ・カラーで作る選択肢もあるのですが、別売りデカールを入手済みなので、双方の違いを楽しみながら平行して進めたいと思います。



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